印刷 関連トピックス地検特捜部 検察による取り調べの録音・録画(可視化)の対象拡大に対応するため、法務省は来年度予算で、新たに245セット分の機器購入費7億円余を概算要求した。高性能化を図った結果、1セットの値段はこれまでの3倍近い約300万円に膨れあがった。 機器は複数のカメラやレコーダーで構成。記録した画像や音声に後から手が加えられないように、データをアナログ化する改ざん防止機能がついており、これまでも1セット100万円程度と高額だった。 今回はメーカー側に、長時間の取り調べをあとから全て見直さなくてもいいように音声を文字化したり、キーワードで場面検索したりする機能を要望。その結果、多額の開発費が上乗せされたという。 大阪地検特捜部の不祥事をきっかけに、特捜部の事件で取り調べの全過程の可視化を試行するなど対象が広がったことを受け、法務省は今年度に新たに機器130セットを購入。全