小沢一郎民主党元代表(69)が強制起訴された陸山会事件に絡み、元秘書石川知裕衆院議員(38)を取り調べた検事が実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載した問題で、検察当局は近く、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で刑事告発された元特捜部の田代政弘検事(45)=現法務総合研究所=を嫌疑不十分で不起訴とする方針を固めた。 関係者によると、田代検事は検察当局の調べに「石川議員が勾留中に話した内容と記憶が混同した。故意に記載したわけではない」と話しているという。検察当局は当時の上司らも聴取したが、故意を示す証拠はなかったとされる。 田代検事は二〇一〇年五月十七日、検察審査会(検審)が元代表を起訴相当と議決したことを受けた再捜査で、保釈中の石川議員を取り調べた。この際、本来必要な供述調書以外に、特捜部長に宛てた同日付の捜査報告書を作成した。 報告書では、石川議員が勾留時と同様に、収支報告書への虚偽記入
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