国家試験・知的財産管理技能検定(知財検定)を実施している知的財産教育協会は5月18日、クリプトン・フューチャー・メディアの投稿サイト「ピアプロ」で、「コンテンツの創造」をテーマにした初音ミクイラストと楽曲の募集を始めた。優秀作は知財検定のポスターなどに採用する。国家試験とミクのコラボは初という。 知財検定には来年11月から、アニメや映画、ゲーム、音楽などコンテンツビジネス業界で必須の知識やスキルを認定する「1級(コンテンツ専門業務)」を追加する予定。日本に足りないとされるコンテンツプロデューサーの育成が新試験の狙いだ。コンテンツの創造をテーマにしたミク作品を募集し、ポスターなどに採用することで、「日本のコンテンツのすばらしさを世界に伝え、コンテンツプロデューサーを応援する」としている。 作品はピアプロユーザーなら誰でも応募でき、優秀作品は検定のポスターやリーフレット、Webページに掲載。Y
エンドユーザーの目から見た、知財問題に関わる話題をクリップ。 それに、ちょびっと添えるユーザーの本音。 主に著作権問題を追いかけるけれども、 生活に影響の出る知財全般を採り上げられれば良いなぁ。 当ブログの趣旨 / 編集者 / ブックマーク / 著作権系ブログ新着 2月16日から、知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会にワーキンググループが設置されて、「インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策」について集中的な検討が行なわれている。これまでに16日の第1回と、22日の第2回が開かれたところだ。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents_kyouka/wg/internet/dai1/gijisidai.html 「コンテンツ強化専門調査会 インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策 に関するワ
HOME > 同人・コスプレ > 片霧烈火さんの同人CDが講談社の警告により販売中止! TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』エンディングやTVアニメ『真・恋姫†無双』オープニング、それに数々のPCゲームのテーマソングを歌ってきた片霧烈火さんの同人CDが講談社から警告を受けて販売中止となった。 販売中止となったのは、TVアニメ『俗・さよなら絶望先生』の主題歌をカヴァーした同人CD『片霧式*妄想ルンバ』。キチンと各作家やJASRACへ申請し、許諾を取っていた為、音楽の著作権はクリアしていたが、講談社から『さよなら絶望先生』の商品化権を侵害していると警告を受けたとのこと。 同人二次創作は、出版社等の権利者から見逃して貰っている立場なので、侵害していると警告されれば100%アウトだが、今回の場合、楽曲の著作権に関してはJASRACから許諾を得ていたとする点が興味深い。 そこで、注目の商品化権の侵害だが
7月に一般財団「夏目漱石」なるものが設立されたことにつき、私と多くの親族が反対する旨を、このブログで公表し、新聞記事にもなりました。その後、私は財団の理事であったI氏から連絡をいただきました。氏によれば、多くの財団参加者が他の親族の同意を得た上でのことと信じて参加したとのことでした。I氏とは、その後財団問題の解決を探って面談もし、メールでのやりとりを続けておりました。 I氏の対応は率直で誠実でした。氏も財団解散を望みましたが、議決に至らず、他の親族の同意なければ活動休止という線でようやく落ち着きそうでした。そこにさらに「夏目漱石」の登録商標申請の問題が起きました。さいわい、こちらも取り下げとなり、ほぼ落着といって状態にたどり着きました。 これらの経緯をブログに公表すべく原稿を用意し、I氏にも確認してもらっておりました。それが10月1~2日のことです。 10月3日(土)夜、I氏よりメールが届
夏目漱石の次男の孫らによって今年4月に設立された一般財団法人「夏目漱石」が、解散することを5日までに決めた。この孫は今年8月に「夏目漱石」の商標登録も申請していたが、この申請も取り下げるという。 財団をめぐっては、漱石の長男の息子でマンガ批評家の夏目房之介さんら他の多くの親族が「特定の者が権利を主張したり、一般の利用に介入したりすべきではない」と設立に異議を表明していた。 夏目房之介さんは「一般財団法人の設立や著名人の商標登録は、敷居が低いため、今後も似たことが起こりかねない。文化継承と権利のバランスをきちんと議論するべきだろう」と話した。
特許システムの廃止、著作権法の改正、ファイル共有の無料化を訴え、欧州議会で1議席を獲得した「海賊党」。その設立者で党首を務めるRickard Falkvinge氏に、海賊党を設立した経緯や主張について話を聞いた。なお、前編は記事「「著作権は5年で十分」--欧州議会で議席獲得した海賊党、主張の根拠を語る(前編)」にて公開している。 ――特許システムの廃止、中でも製薬関連の特許は不要と提案していますね。製薬会社は、新薬の研究開発に時間とお金をかけていると主張していますが。 製薬会社が公開している売り上げや研究開発などの数値を調べました。平均すると、製薬会社は約15%を研究開発に費やしています。このうちの3分の2が、ライバル企業の特許を回避するための研究開発です。つまり、研究開発の3分の2が、新薬開発ではなく、模倣した薬を開発するのに充てられています。別の見方をすると、製薬業界が純粋に新しい薬の
【教えてくん】コミュニティーなのです。 なんかニュースとかあったらここに書こうかと思ってますよ。とりあえず、おいらのブログ クリプトンさんがミイラになりつつある件 クリプトンさんというより、 「初音ミク」の販売元といったほうが わかりやすいかもしれませんが、 vocaloidの「初音ミク」を作っているクリプトンさんが、 なにやらおかしなことをし始めている気がします。 クリプトン社の社長の伊藤さんは、 ネット上のMIDIの文化がなくなったのは、 JASRACが権利を濫用したせいだみたいなことを おっしゃっていたと思うのですが、 いつのまにか、ミイラとりが、 ミイラになってるんじゃないかと。。 「白いうさぎ」という、 酒井法子さんの碧いウサギを替え歌にしたもので、 薬をやるとよくないよという感じの歌を 初音ミクが牢屋の中で歌うという趣旨の動画なわけですが、 クリプトンさんの権利侵害ということで
土産物店に並んだ「ひこにゃん」(左)と水兵服を着た「ひこねのよいにゃんこ」のぬいぐるみ=滋賀県彦根市 滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」そっくりのキャラが流通している。ひこにゃんを考案したキャラクター作家が作った「ひこねのよいにゃんこ」で、人気は上々だ。市は27日、市内の業者に販売中止を求める文書を出した。 ひこにゃんは07年に開催された彦根城築城400年祭のキャラクターとして誕生。原作者は大阪のキャラクター作家・もへろんさん。彦根市などでつくる400年祭実行委が公募作品から選び、著作権を買い取った。ネーミングも実行委が公募し、市が図柄とともに商標登録した。 しかし、原作者が考案した「すわる」「はねる」「刀を抜く」の3ポーズ以外の図柄が出回ったとして、07年11月、原作者が400年祭後のキャラの使用中止を求め民事調停を申し立てた。結局、市側が3ポーズ以外の使用を業者に認めな
フランスの3ストライクアウト法案の最終形を紹介することになるのではないかと思っていたのだが、意外にも、両院で通過した法案が異なることから来る再議決で3ストライク法案が否決された(「P2Pとかその辺の話」のブログ記事、ITmediaの記事、cnetの記事参照)ので、今回は、模倣品・海賊版条約に関して、先日、アメリカから公開された文書を取り上げることにする。(ただし、フランスの3ストライク法案は完全に廃案となった訳ではなく、さらに修正・再提出の上、今月末にも再々議決にかけられる予定のようであり、今後もフランスの動きは要注目である。) 4月6日に公表された概要資料(pdf)(アメリカ通商代表部のリリースも参照)から、条約の構成を示している部分を全訳すると、以下のようになる。(翻訳は拙訳) CHAPTER ONE INITIAL PROVISIONS AND DEFINITIONS This ch
米Obama政権は、現在交渉が進められている多国間の偽造防止条約に関する情報を一部ながら公開した。この条約の内容は数カ月間秘密にされていたため、多くの公益団体がいら立ちを見せていた。 米国通商代表部(USTR)は米国時間4月6日、「模倣品・海賊版拡散防止条約(Anti-Counterfeiting Trade Agreement:ACTA)」の概要を公開した。知的財産権の行使に関する基準の設定を目標に、2006年にACTAの締結に向けた交渉が開始された。 この概要には、候補に挙がっているいくつかの章と、各章に盛り込まれる可能性のある条項が列挙されている。しかし、その概要には次のように書かれている。「最終的にこの条約に盛り込まれる可能性のある多様な要素についてさまざまな案が出ており、現在は、各国代表者がそれらの案について議論している段階だ。同条約の文言の包括的な案の一式はまだ存在しない」 し
知的財産戦略本部では、「知的財産基本法の施行の状況及び今後の方針について」(平成18年2月24日知的財産戦略本部決定)に基づき、これまで6年間の知的財産政策の実施状況及びその成果に関するレビューを行うとともに、第3期(平成21年度~平成25年度を想定)の知的財産戦略の基本方針の在り方について検討を行っています。 ついては、本件に関し、国民の皆様から幅広く御意見を募集しますので、下記の要領にて御提出いただきますようお願いいたします。皆様から寄せられた御意見は、専門調査会等における検討の参考とさせていただきます。 なお、「知的財産推進計画2008」の見直しに関する意見募集については、例年どおり、来年3月頃行う予定です。
経済産業省は,デジタルコンテンツの再生装置に対してコピー制御ルールを順守させる手段である「エンフォースメント」や,私的録音・録画補償金制度の見直しに関する議論を開始する計画だ。業界関係者によると,有識者や法律関係者が参加する「コンテンツ取引と法制度のあり方に関する研究会」(仮称)を2008年8月下旬に立ち上げる。コンテンツの制作(クリエートの現場を含む)から,コンテンツの流通,再生装置の製造・流通まで幅広くコンテンツ産業をとらえ,その関連産業の振興という視点で総合的な検討を行う。 デジタルコンテンツの流通形態はいま,記録媒体やネットワークの多様化,大容量化の進展およびその普及に伴って,様変わりしようとしている。関連する産業も通信・放送だけではなく,コンテンツ業界,流通業界,IT業界(配信技術やDRM技術の開発を含む),再生装置のハード・ソフトメーカーなど幅広い。いずれも,今後大きく成長が見
著者は"The Tragedy of the Anticommons"という有名な論文で、「知的財産権」が非生産的な役割を果たすことを指摘した。「コモンズの悲劇」というのは、漁場や山林のような共有地が過剰利用される問題だが、アンチコモンズは逆に共有地が過少利用される悲劇である。たとえばライン川は、神聖ローマ帝国の時代には欧州の主要な交通路だったが、帝国が崩壊すると、沿岸に「泥棒貴族」が出現して各地で領主権を主張し、数百の関所をつくって通行料を徴収したため、ライン川の通行は不可能になり、沿岸の商業も産業も衰退した。 特許や著作権も、このライン川の関所のような存在になりつつある。特に薬品業界では、一つの新薬を市場に出すには、多くの先行特許に使用料を払わなければならない。最近は遺伝子にまで特許が与えられるようになったため、画期的な新薬を開発しても、特許使用料が予想される利益を上回り、発売できな
知財をめぐる紛争を語る上で、「販売者が如何なる責任を負うか」という問題を避けて通ることはできない。 本ブログでも、以前、大創産業(100円ショップのダイソー)が「ポケモンシール」について商標権侵害責任を負わされたケース*1を取り上げたことがあるが、PB商品ならともかく、あちこちから仕入れてくる無数の商品全てについて第三者の権利侵害の有無を確認せよ、というのは酷な場合もあるのは事実だ。 本件は、そんな小売店の思いが通じた・・・とも言えるような判決である。 東京地判平成20年7月4日(H19(ワ)第19275号)*2 原告・株式会社ベストエバー、株式会社ベストエバージャパン 被告・株式会社しまむら 原告は、キャラクター商品等の製造、販売を業とする大韓民国設立法人。一方の被告は言わずと知れた、廉価衣料品販売小売事業者である。 原告は、動物のぬいぐるみと小物入れを組み合わせた「プチホルダー」という
さいきんは「フェアユースこそが混迷を続ける著作権法に活路を開く万能薬」みたいなことがウェブ上で言われていて、永田町や霞ヶ関あたりのエライ人たちもついに「フェアユースの導入」を公に言い出したんですけど、反論のようなものを全くといっていいほどみかけないのがキモイので、本当にそれで良いんですか?ということをかいてみることにしました。 「フェアユースの法理」は著作権法上の侵害の定義の話で、アメリカ様の著作権法運用上の法理なんですが、ようするに「著作権侵害の定義は法律でギチギチに固めないでおくから、文句がある人は当事者同士で争ってね」という法理です。だから、フェアユース概念を輸入するということは検索サイトを合法化することでも動画サイトでのパロディを合法化することでもなんでもなくて、どこまでオッケーでどこからアウトかという境界を定める負荷を一般ピープルに負担させるということです。アメリカではグーグル様
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