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ブックマーク / gamemusic.blog50.fc2.com (12)

  • ゲームミュージックなブログ 斬新なアイディアも時が経てばマンネリになり、ブルーオーシャンもレッドオーシャンになる

    前回(『夏休みに強いという任天堂神話は崩壊した?』)を書いているときに思った、最近のゲーム、特にDS市場に対してのこと。  任天堂が切り込んだのは、ブルーオーシャンだというのは、『「枯れた技術の水平思考」は、ブルー・オーシャン戦略の先駆けだったのではないか』で書きました。  しかし最近思うに、このブルー・オーシャン戦略というのにも弱点はあるのではないか、ということを思います。それは「ブルー・オーシャン市場も、やがてはレッド・オーシャンになるのではないか」ということ。つまり、最初は競争のない市場を開拓したとしても、その市場が成熟するにあたって利潤を求めた競争相手が参入し、結局はレッド・オーシャンになるのではないかと。そしてそれが、今のDSソフトの市場なのではないかと。  NintendoDSが売り上げを大きく伸ばしたのは、DS特有の個性によるソフトを出してきたことでしょう。特に『脳トレ』から

  • ゲームミュージックなブログ 夏休みに強いという任天堂神話は崩壊した?

    ここのところ任天堂つながりだったからもうひとつ。  最近の売り上げランキングを見ていると、去年の同時期に比べてかなりDS,Wii以外のソフトがい込んできているのが目につきます。  ■週間ソフト&ハードセルスルーランキング(メディアクリエイト) (最新ランキングなので、今週以降変動します)  2008年7月28日〜8月3日のランキングでは、1位がPSPの『ファンタシースターポータブル』、2位はDSの『リズム天国 ゴールド』、3位がDSの『ドラクエV』、4位がPS3『ソウルキャリバーIV』、5位がPS2の『実況パワフルプロ野球15』、6位がX360の『ソウルキャリバーIV』と、7位にWiiの『零 〜月蝕の仮面〜』と、ハードが均等になっている感じです。  全体的にはまだDS、Wiiの数が多いですが、去年に比べて上位陣はかなり変動している感じです。特に、PSPの復活っぷりが顕著な感じ。  さて、

  • ゲームミュージックなブログ 任天堂法務部は「無敵」というわけではない

    このようなエントリーがありました。  ■任天堂法務部 最強列伝  とてもわかりやすくまとまっています。   さて、昔から任天堂の法務部はディズニーと並んで無敵・最強みたいに言われてきました。それは、リンク先にもある「ポケモンユンゲラー裁判」「キングコング裁判」で、見事な逆転を演じたと語られてきたことからでしょう。  たしかに、任天堂法務部は優秀だと思います。そして会社の規模もあり、ゲームメーカーの中では最強かもしれません。しかしながら、「完全無敵」ではありません。任天堂でも裁判で訴えが通らないことは、過去何回かありました。そのうち報道などで判明しているものを書いてゆきます。 ★『ティアリングサーガ』裁判……著作権違反においては認められず  これは、『ファイアーエムブレム』の制作者であった加賀昭三氏が独立した際、エンターブレインから、『エムブレムサーガ』というゲームを発売することが発表されま

  • ゲームミュージックなブログ 一部のアーケードファンには有名なテクナートの広告マンガ

    「テクナート」という店をご存じでしょうか。これで何かがピンときた方は、おそらくアーケード基板マニアか、ゲーメストorベーマガorBEEPの読者だと思われます。  これは、かつて大阪にあったアーケードゲーム基板屋です。ただ、それだけなら昔はいくつもアーケードゲーム基板を扱う店なんてありましたから、知る人はそんないなかったでしょう。しかし、ここを有名にしたのは、前述の雑誌に掲載された、同店の広告マンガ。文字や商品、価格表だけが載っていた同誌の広告において、これはマンガを載せていた広告だったのです。しかも、そのマンガがなんだかカオスっぷりが炸裂して、妙に印象に残るものでした。当時のゲーメストの読者欄、ゲーメストアイランドでも、何度かネタになっていた記憶があります。  それもそもはず、このマンガを書いていた石川次郎氏、ガロ系作家ですから。そして後を継いだのも同じくガロ系の東陽片岡氏。    ちなみ

    banraidou
    banraidou 2008/07/30
    な、懐かしい…
  • ゲームミュージックなブログ 携帯ゲームのワンセグチューナーで受信料が取られることになるのか

    最近、携帯のみならず、携帯ゲーム機にもワンセグチューナーがついてくるようになりました。さて、ここで気になることがひとつ。そういったものを持っている場合、NHK受信料の対象になるのか、ということ。  これについては、現在のところNHKでは以下の解釈となっているようです。  ■ワンセグNHKサービス……受信料について ワンセグ受信機も受信契約の対象です。 ただし、ご家庭ですでに受信契約をいただいている場合には、 新たにワンセグの受信機を購入されたとしても、 改めて受信契約をしていただく必要はありません。  つまりは、すでに受信料を払っている人は必要ないけど、払っていない人は受信の対象になるので、払う必要があるということでしょう。これは携帯電話の話ですが、理屈としてはPCでの受信、携帯ゲームでの受信すべて同じことでしょう。  そして、携帯電話の多くにワンセグがついてきている昨今、それを持つ人から

  • ゲームミュージックなブログ ニコニコ動画の規制を厳しくすることで、かえって著作権の侵害が行われてしまう危険性もある

    なんか、ニコニコがらみで話題があり、ゲーム音楽についても無関係ではないなと思ったので。  ■「ニコニコ動画」でMADも削除 ドワンゴが権利者に申し入れ  さて、ニコニコ動画では、MAD、すなわち既存コンテンツの素材(許諾されているものから黙認、無許諾までいろいろ)を切り取って、2次創作品としてアップロードされています。しかしこれ、著作権的にはかなりグレーゾーンなのですよね。いや、正確に言うと、著作権者が黙認しているホワイトに近いグレーから、著作権者が認めたくはないけど、手は出していないほどんどブラックよりなグレーゾーンまで。  さて、今までニコニコ動画の削除手順は、著作権者に対応ツールを渡して、見つけたときにそれを申告、そこでニコニコ動画が判断し、削除されるという仕組みだったようです。そこの削除受付基準を、今までの丸アップロードからもっと厳しくするという感じでしょうか。  ■参考:「SMI

  • ゲームミュージックなブログ 最近いろいろな面で、DSとPSPの立場が逆転してない?

    PSP体がここのところ売れているみたいです。電車に乗っても、昔はあまり見なかったPSPのプレイヤーを割と見るようになりました。まあ、一番の原動力は『モンスターハンターポータブル2nd』でしょうが、DSだけを持っていた人が、価格の割にはその機能性があることで購入に至ったというケースもあるかもしれません。   しかし、最近のDSとPSPを見ていると、なんだかDSとPSPにおいて「あれ?逆じゃね?」と思うことが多々あります。それは上記のような売り上げではなく(トータルではソフトハードともにDSのほうが多いはず)、「目指している路線」的なもの。  ハード発売時のPSPは「ゲームの高スペック化の流れを携帯機にも持ち込む」とか「マルチメディア端末としてのゲーム機」という、高機能思考があったように思えます。対して、DSは「新しい遊び方を持ち込む」というものが思想としてありました。それはゲームから離れて

  • ゲームミュージックなブログ 品薄商法は本当に存在しているのか

    当はセカンドライフ系のエントリーを書いていたのですが、ちょっと面白いものを見つけたので先にそこから。  ■品薄商法とは(情報元:ふぇいばりっとでいずさん)   http://www.makonako.com/mt/archives/2008/01/post_661.html  さて、昔からネット上でよく言われる「○○商法」のうちのひとつ、「品薄商法」ですが、上のサイトさんでは「メーカー側が意図して品薄状態にしているかどうか」というのをそのポイントとしておられます。つまり偶然品薄になってしまったものは除外と言うことですね。  しかし、当に残りのもの、すなわちメーカー側が意図して品薄状態にしているものは、「商法」なのでしょうか。  言葉の問題となるとちょっと複雑なのですが、もしその「意図」が「その商品の価値を上げるために、来は出荷可能な環境は整っているけれどわざと行っていること」であると

    banraidou
    banraidou 2008/01/30
    小売店から蛇蝎のごとく嫌われるのは確か。
  • ゲームミュージックなブログ 著作権侵害の非親告罪化で、テレビからゲーム音楽が消えるかもしれない

    さて、「空気を読まない中杜カズサ」のほうで著作権侵害の非親告罪化について書いていたのですが、その時にふとこの問題とゲームミュージックについても関連があることに気付きました。  ■著作権侵害の非親告罪化では、著作権者と取り締まる側も被害を被る可能性がある   http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20071024  それはもちろん許諾なくアップロードされているゲームミュージックの取り締まりというものもありますが、それは他のコンテンツでも同じことが言えます。しかし、ゲームミュージックが持つ特性が、それとは別の形でこの法律と密接に関わってくる可能性もあるのではないかと思ったのです。  その特性とは、ゲームミュージックの権利登録形態。  以前もちょっと書きましたが(参考・アニメ化の際、何故ゲーム音楽はアニメで使われないのか)、ゲームミュージックには著作権の管理方法がポピュラー

  • ゲームミュージックなブログ 「音」はアドベンチャーゲームに残された進歩の可能性だと思う

    最近思っていることを書きます。  アドベンチャーゲームと呼ばれているジャンルがあるのは説明するまでもないでしょう。これの構成要素は主に画像(立ち絵+背景、一枚絵、かまいたちタイプのシャドウ、実写全部含む)+文字(シナリオ)+音となっています。で、これの中でどれが一番重視されるかといえば、それは絵だったりシナリオだったりで、音はどうしてもその次になってしまうでしょう。  正直、アドベンチャーゲームにおいての音は、多くの作品においてかなり冷遇されてきたような気がします。というのも、絵とシナリオがなければ原則ゲームが成立しませんが、音はなくてもなんとか成立してしまう、いわば補助的な役割になってしまっているからだと思います。それは音楽でも、SEでも、そして声でも同じですね。  そして、今まで多くの作品において、これらは冷遇されてきたと思います。特に音楽とSEは。最近一番数が多いアドベンチャーはギャ

  • ゲームミュージックなブログ ゲームは賞に向いていないかもという話

    先日、東京ゲームショウが行われました。そこでは毎年『日ゲーム大賞』なるものをやっているのをご存じの方も多いでしょう。  しかし、こんなエントリーが。  ■日ゲーム大賞の「フューチャー部門」の選考過程が気持ち悪い   http://n-styles.com/main/archives/2007/09/24-073000.php  日ゲーム大賞、及びそのフューチャー賞の問題点などは上のエントリーを見ていただいた方がわかりやすいのでここでは割愛します。  じゃあそれらの問題点がなくなれば公正なゲームの賞が出来るのかというと、どうもそうは思えないんですよね。そもそも、『ゲームというものは、こういった賞を制定するのには向かないのではないか』とも思えてきました。  さて、「賞」のある娯楽として思いつくのは小説映画音楽あたりが主でしょうか。あとクローズドな感じはしますが、マンガにもありますね(

  • ゲームミュージックなブログ 版権ゲームに降りかかるこれまでになかった課題

    Wiiのバーチャルコンソールで『罪と罰』が配信されるみたいで、非常に楽しみにしています。ちなみに現在は『イメージファイト』を遊んでいる最中。結構ムズいです。  で、Wiiのバーチャルコンソールソフトを見ていて思ったのが、というか誰でも思うであろうことが「これから先、どんなソフトが配信されていくんだろう」ということ。そこで考えつく可能性は、任天堂製品は◎、今参加しているサード製品は○、未参入のメーカーは△。まあ当然といえば当然ですね。  しかし、それには例外があります。多くの方はお気づきかもしれませんが、それは「版権もの」。すなわちアニメやゲームなど、権利関係がほかにある製品ですね(まあ普通のゲームもメーカーが版権を持っている以上版権モノといえなくもないのですが、まあここでは通常使われるニュアンスにしておきます)。  そして現在でも版権モノらしい版権モノは配信されておりません。  そしてこれ

    banraidou
    banraidou 2007/09/11
    広い意味でのゲームのアーカイブ化の話。
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