「絵本ピクニック」と聞いてどんなイメージが思い浮かぶでしょうか。親子が公園でシートを一緒に広げて絵本を読んでいるイメージ?それとも、子どもたちが大勢集まって、絵本の朗読を楽しんでいるイメージでしょうか。 いずれにしても、絵本というと「子どもの読み物」というのが世間一般の認識でしょう。しかし、東京・代官山のカフェで月1回開催されている「絵本ピクニック」に訪れるのは、子どもより圧倒的に大人が多いのです。米国では「ブックリーディング」と言って、たとえば特定の作家や作品の感想を語り合う集まりが日常的に開かれていますが、「絵本ピクニック」は言うなればその絵本版。それぞれが好きな絵本を持ち寄って、それについて語り合います。 東京・都立大学にある絵本専門店、「ニジノ絵本屋」が催すこのイベントは朝と夜、月に1回ずつ開かれ、そのお供は朝がコーヒーで、夜はワイン。参加者が円形に座り、「自分がいかにこの絵本が好
![大人が「絵本」を読んで得られる意外な気づき](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ff138ba5c417819c8f0f2e5f8d42c87a161386a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Fa%2F1200w%2Fimg_2a5d9b832c0efd6580c5fa3721089499471693.jpg)