中韓両国についていえば、わが国の小渕恵三首相らが中国の人民英雄記念碑に献花し、2006年には安倍首相が国立ソウル顕忠院に参拝している。にもかかわらず、中韓両国は靖国神社に参拝しないのだから、これこそ国際儀礼に反する。それどころか、両国は首相の靖国神社参拝まで批判してくるのだから、内政干渉も甚だしい。なぜこのような理不尽な批判に、わが国がいつまでも甘んじ続けなければならないのか。 ≪246万余柱の後押しあり≫ 安倍首相には、経済対策だけでなく、「戦後レジームからの脱却」の本丸「憲法改正」が控えている。そのためにも長期政権は望むところだが、それはあくまで手段ないし結果であって、長期政権自体が目的であってはなるまい。 講和独立後の長期政権のうち、佐藤栄作首相の在任期間は8年だったが、その間に11回靖国神社を参拝している。また、中曽根首相と小泉純一郎首相の在任期間は5年だが、参拝の回数は10回と6