嵐山の桂川(大堰川)で、可動式止水壁の設置工事が進められています。 2013年の台風18号に伴う洪水で渡月橋が沈むなど、大きな被害を受けた嵐山の渡月橋周辺。その後、河川改修が進められ、2018年の西日本豪雨の際には、大きな被害は出ずに済みました。現在は、渡月橋上流部の桂川左岸(北側)に、可動式止水壁を設置する工事が進められています。嵐山エリアは京都を代表する観光地であることから、景観への配慮が重要な課題となります。そのため堤防のかさ増しではなく、越水を防ぐ壁となる「扉体」を平時は格納した、特殊な構造の可動式止水壁を設置することとなりました。 工事は昨年から行われており、観光客の少なくなる冬場に集中して工事が進められています。2020年の年初は、可動式止水壁を据える基礎部分の工事と、止水を担うスイングゲート(陸閘)の設置工事が行われていました。今年は、いよいよ可動式止水壁の本体設置工事となり