小中高のクラスや大学のゼミ、クラブ・サークル活動などでかつて一緒に過ごした友人・知人や先輩・後輩、恩師などの仲間と久しぶりに集まる同窓会。老若男女を問わず、日本全国の津々浦々で開かれているイベントだ。その同窓会をめぐるビジネスが急成長しているのをご存じだろうか。 同窓会の幹事代行――。案内状の発送や会場の手配、当日の運営などを、幹事に代わって受け持つサービスの利用者数が、ここ数年で大きく伸びている。日本で20~30社がこの市場に参入しているとされ、笑屋(本社・東京都千代田区)、同窓会ネット(大阪市北区)、同窓会本舗(東京都文京区)の3社が代表的企業といわれる。 同窓会の開催件数は右肩上がり、背景にSNS このうち2002年設立の同窓会ネットが最古参の存在。業界の歴史はまだ短く、新興企業ぐらいしかプレーヤーはいないものの、2009年に創業した笑屋を例に取れば、同窓会の代行回数は右肩上がり。「