(CNN) ウェンディー・ウェイン被告は、別れた夫の死を望んでいた。 同被告は2020年7月、「Rent―A―Hitman(ヒットマン貸します)」というウェブサイトに行き当たる。同サイトは、誰にも知られずにタイミング良く、「あなたのデリケートな状況に対応します」とうたっていた。 同サイトの工作員は約1万8000人いて、米国内であれば場所を問わずにどんな仕事でも請け負うという触れ込みだった。顧客の評価の声として掲載された中には、「私が休暇で街を離れている間に、私に不満を持つ従業員の問題に即座に対処してくれた」という男性の証言もあった。 そこでウェイン被告は同サイトから相談を申し込み、チーフコンサルタントを名乗る人物とやり取りを交わした。同被告は「刑務所には行きたくありません」と述べ、夫を殺害してくれたら5000ドル(約57万円)を支払うと持ちかけていた。CNNはこのやり取りの内容を入手した。