中国の養豚業界に「革命」が起きている。 大資本VS零細農民。 中国養豚業界では長年、零細農民がコスト面で大資本を打ち負かしてきた。しかし、その図式がいま逆転しつつある。DX(デジタル・トランスフォーメーション)とAIを武器に、大規模業者がコスト面で零細事業者を圧倒し始めている。 中国を席巻する養豚ビル 26階建ての巨大養豚ビル。 湖北省鄂州市にそびえ立つ巨大養豚場は、「革命」の象徴として中国内外の注目を集め続けてきた。湖北中新開維現代牧業が運営するこの養豚ビルは2022年秋から操業を開始、1棟あたり60万頭、2棟で年120万頭の飼育が可能だという。 施設内部では、豚は階ごとに分けて飼育されている。飼料は中央制御室から自動で供給され、温度や湿度、換気もコンピューターによって管理される。給餌、清掃、防疫といった作業の多くは自動化されており、省人化が進んでいる。 センサーとカメラが豚の状態を監視

