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ブックマーク / schutsengel.blog.ss-blog.jp (32)

  • 騙す、騙される:Chromeplated Rat

    いろいろ云っているが正直素朴に育ったこともあって騙されやすい方だ(と云うか、実際のところ騙されやすい方なのでいろいろ云っていると云う部分もある)。なので、実は今回の納豆騒動に絡んでのsuVeneさんのあるある捏造で騙された人を嘲笑する人を見てと云うエントリの趣旨には非常に納得するのだ。 テレビを積極的に見ないので、情報は主にネットから得ている。ネットではニュースをひとつ見つけると、そこにその情報に対する幾つもの異なった角度からの見方がくっついてきて、結局そのニュースに対する「自分の見方」を考えざるを得なくなる。でも、情報源がテレビしかなかったらどうか。ニュースにしても、複数の放送局の報道の仕方を見比べることの出来る人間は少数だろう(だいたいそんなに暇じゃない)。 そう云う環境に置かれていれば、多分、ぼくは簡単に騙される。いまだって、いろんな人間の好き勝手なものの見方が跳梁跋扈するネットの世

    doramao
    doramao 2011/09/18
    ※欄/考え、姿勢が成熟、形成される前に行われる遣り取り云々。
  • 「善意」を甘やかしてはいけない。:Chromeplated Rat

    ネットの片隅で「善意の転載」が議論になっている(だれかが上手にまとめたエントリがないかと探したんだけど、適切なものが見つからなかった。このあたりか)。とあるブロガーが「善意あふれるエントリ」を書き、読者に「善意に基づく転載」を推奨したことに端を発している。 もともと、チェーンメールの類はネットワークの負荷を増やすのでやってはいけない、という行動規範があった。それはインターネットを利用するものに絶対的に求められる、モラル以前の常識であり、それがどのような善意、どのような切迫した事情に基づくものであっても、そのことそのものがインターネットの原理に敵対するものであり、ケースバイケースなどと云う考え方をする余地がそもそもない、「小規模なテロリズム」として捉えられていた。同内容のテキストを増殖させるチェーンテキストも、質的には同じものだろう。 まぁ例えば10年前と比べればインターネットユーザ数は1

    doramao
    doramao 2011/09/18
    震災後のツイッターなどで行われた善意のRTは、過去にも起こった事が形を変えて表出したような問題なんだよね。でも、善意は大切だと思う、ホントに。だからこそ、甘やかしちゃいけないんだよね。
  • 構造主義言語学による「お水さま」論考序説:Chromeplated Rat

    doramao
    doramao 2011/09/18
    poohさんのブログを読破しようと試みる雨天の日曜日。
  • 奪い去られるもの:Chromeplated Rat

    仙台市在住らしいJumiさんの放射線から身を守るために味噌をべよう!と云うエントリを読んだ。 今回の東日大震災に便乗して各ホメオパシー業者がどんな行動に出ているか、と云うことについては、mochimasaさんが震災に便乗するホメオパシー提唱者たちと云うエントリで概観している。これは3/12付のそうとう早い段階でのエントリなので実際の行動には触れていないけれど、日ホメオパシー医学協会の報告によると、由井寅子氏ご人が4/2の土曜日に仙台に来て、若林区の津波被災地で砂糖玉撒いたり記念撮影したりポエムを読んだりしてたみたい(このポエムが、さすがの悪趣味なぼくでも引用をためらうような代物)。 でもってそのあとホメオパシー信奉者を集めて講演会があったらしくて、その内容についてのブログエントリがだんだんあげられ始めている。上でリンクしたJumiさんのエントリはそのひとつ。 さて、タイトルの放射線

    doramao
    doramao 2011/04/04
    マクロビ実践者にホメオパシーも実践しているヒトが結構居るんですよね。マクロビとホメの共通点を述べたエントリを書いた事もありました。共通点は助産院なんですよねー。ここら辺りが関係しているのかも。
  • 係累:Chromeplated Rat

    ニューエイジやある種の市民運動がニセ科学やある種の代替医療と親和性が高い、と云うのは、この問題に一定以上の期間コミットしている論者ならなんとなく実感している部分かと思う。ついでに陰謀論もセットになってたりしますね(そう云えば3月13日には、きくちゆみ vs. 菊池誠のガチ討論が期待される911事件を検証する公開討論会も予定されているのだった。ぼくとしてはきくまこができるだけ小綺麗にして討論に臨んでくれることを希望するのみ)。 どうもなんかそう云う言説がちょっと目につくなぁ、みたいに思っていたら、てんつくマンとか云う元お笑い芸人が、そのあたりに触れたメールマガジンを配信していたみたい。内容はメールマガジン配信サイトのバックナンバー、てんつくラブレター~衝撃的な情報の巻~とてんつくラブレター~医療改革パート2のネタの巻~でその内容が読める。 このてんつくマンって云うのは典型的な「善意と熱意があ

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    doramao 2011/02/04
    「ぼくとしてはきくまこができるだけ小綺麗にして討論に臨んでくれることを希望するのみ」
  • 進行中の事例(「呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌」藤原 潤子):Chromeplated Rat

    この「面白く」読めてしまうと云うあたりに、たぶん議論の射程、と云うのが関わってくるのだろう。 ニセ科学を「科学を装った呪術」と把握するのが、基的なぼくのスタンスだ、と云ってみる。こう云いきってみると逆に、この把握のしかたからどんなものが(とりわけ個別のニセ科学問題の議論対象にもとづいて考えてみれば)こぼれおちるのか、と云うことも見えてくるのだけれど、すくなくともニセ科学的事象が「信じられる」対象である(そうでないものはニセ科学である以前にフィクションだ)以上、この側面はすべてのニセ科学的事象に多かれ少なかれ存在するもの、とは云えると思う。 で、このは社会主義体制崩壊後のロシアの呪術について、フィールドワークをもとに書かれたもの。その復古、浸透、発展と社会的位置づけ、そして社会への影響について。 科学リテラシーとか、科学的啓蒙とか。そう云う用語に、ぼくはどうしてもひっかかってしまうし、疑

    doramao
    doramao 2011/01/09
    『ぼくはそもそもこの把握自体に疑問を持っていて。呪術がなんらかのかたちをとって表面化してくるのはむしろ社会の、共同体のありかたの変容を背景にするもの』
  • ホメオパシーと日本助産師会:Chromeplated Rat

    # 誤記があったためタイトルを修正しました。 和田みき子さんのホメオパシー問題についてと云うエントリを読んだ。このかたは助産師さんで、『1920年代の都市における巡回産婆事業――経済学者、猪間驥一の調査研究を通して――』 と云う論文で第4回河上肇賞の奨励賞を受賞してらっしゃるよう(なので昔の、いわゆる「自然なお産」の実情についても造詣の深いかたのよう)。 ここのところの朝日新聞を中心としたホメオパシー報道で、きっかけとなった(と云ってもいいと思う)助産師のみなさんとか助産師会がどう思ってるのかな、みたいには思っていたんだけど。 私自身はすでに開業をやめ、日助産師会の会員でもないのですが、この問題は助産師全体の問題として受け止めており、東京都助産師会(この4月から法人化して、「日助産師会東京都支部」から独立した組織となった)のトップにある人と、この間、意見交換をしてきました。 彼女も、ホ

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    doramao 2010/08/12
    日本助産師会の理事数人の発言や行動等を見る限りむりっぽいよなぁ。
  • ゆるがせにすべきではないこと(「科学との正しい付き合い方」内田麻理香):Chromeplated Rat

    でも、ネット上でいくつかの書評を見て、ちょっと思い直した。 この来の対象読者は、たぶんぼくみたいな人間なんだろうな、と思ったので。 ニセ科学に関する議論のはじっこのほうでそこそこのあいだうろうろしているにも関わらず、ぼくぐらい「科学」と云うものに対する理解を欠いている人間もそうはいないだろう(もうこれは認めてしまえば能力的な問題で、そこには忸怩たるものがないわけでもないのだけれど)。書でも主要なテーマとして掲げられている「科学リテラシー」と云うものについても、いまだそれがどんなものを指すのか、と云うことについて明瞭な理解を持っていない(ついでに云うと、あまりそこにはっきりした共通理解が生じていると思えないような場で、このことばが一種の紋切型として使われているように感じられる現状に対する違和感もまだ払拭できていない)。 でまぁ、目次を開いてみる。初級編、中級編、上級編に分かれている。

    doramao
    doramao 2010/05/04
    私はニセ科学批判批判に通じる処を感じました。
  • ホメオパシー受容の現状:Chromeplated Rat

    タイトルは釣りかも。 ホメオパシージャパン株式会社が運営するホメオパシーセンター東京部で活躍されているらしいホメオパスの方が運営するブログで、第2回全国ホメオパシー利用者実態調査と云うエントリがあがっている。昨年9月から12月にかけてホメオパシージャパン株式会社が自社クライアントを対象におこなったアンケートらしい。 まぁ日頃からホメオパシージャパン商品利用者を対象としているためか、あまり辛らつな意見は見受けられませんでした。と云う断り書きはあるのだけれど。 アンケートはとらのこ会報「オアシス」と同送、講演会参加者、ホメオパシックファーマシー店頭等にて配布回収されたもので、有効回答者数は1142人です。回答者は96%と圧倒的に女性が多く、男性はわずか4%です。こう云う偏りはあるよなぁ、みたいには感じる。ホメオパシー支持を表明するネット上の言説は大半が女性によるものだ。なかにはこどもへのイン

    doramao
    doramao 2009/11/19
    医療機関へかかる頻度減少が気になるところ。コレに目を付けた政府が・・・ブルブル
  • 「特別な言葉」:Chromeplated Rat

    勝氏近辺の言説に触れていてどうしても気になっていた部分があって、それをHitomi-MaZendaさんの言霊の国 ・ 日 ♪と云うエントリを読んで思い出した。 水を入れたボトルに「ありがとう」という文字を貼っておくと、その 水は美しい結晶になるのに、「ばかやろう」「ムカつく」などの汚い マイナスの言葉を書いて貼っておくと、結晶が跡形もなく消えて、 見るも無残になります。 これを見た人は、「人間の体の6割は水でできているんだから、プラス の言葉、美しい言葉を話そう」と誰もが感じると思います。(フォント指定系のタグを除去して整形しています。以下の引用部分も同様) まぁこの辺はだいたい江氏の主張を肯定的に受け止めるかたに一般的に見られる(と云うか判で押したように異口同音に表明する)内容で。「ポエムでファンタジー」と人が云っている「水の結晶実験」の結果を事実であると受け止めたうえで、「か

    doramao
    doramao 2009/11/05
    すげぇなあ。コメラン/日本人の誇りなんて概念自体が昔からあるものじゃないし。
  • やっぱり不思議:Chromeplated Rat

    しかし、メカさんが考えている「思想の部分に切り込む」どういうことなのか、引用元のテクストを読んでもはっきりしない。 それで認識が違うと言われても、じゃあ説明してください、としかならない。 「思想の部分に切り込む」のなら科学者じゃなくたってできるし、文系のどこかの分野の人の方が得意かもしれない。「思想の部分に切り込む」ことのニーズを呈示できれば、科学以外の分野の人にもっと入ってもらえるかもしれない。 そんなわけで「思想の部分に切り込む」の具体的内容について追加説明がほしいところなんだけど……。 by apj (2009-08-22 01:06) 「思想」を信条、主義、スタンスという意味に広げれば、批判的思考や科学的懐疑主義は思想の一種ですよね。そして疑似科学批判を行っている人たちは、議論の端々で、あるいはまとまったエントリとして懐疑主義について述べているのではないでしょうか。ただ懐疑主義的な

    doramao
    doramao 2009/08/23
    コメント欄豪華だなぁ。/そこまで追い詰めたら感情的なシコリを残すなぁ、自分だったら。その前に羞恥心って単語を知っていたらそんな発言はしないけど。/この展開自体がギャラリーには辛いのよね。
  • コントロール:Chromeplated Rat

    OSATOさんによる「水からの伝言」の丁寧な再読み解き、「『水』を読む」シリーズが「水」を読む(9)最終回〜これから〜で完結した(一連のシリーズエントリは「水読」カテゴリに現在のところまとめられている)。 ニセ科学に関しては、ぼくはとりわけその「蔓延」の部分、受容される側の問題について視点を置いてきた。これは、まずはぼくがアカデミシャンではない、と云う立ち位置から選択しえた視点でもあって、ぼく固有の問題意識のありかからとってきたスタンスでもある。なので、読み解き、と云う部分についてはスタンスを異にするかたがたによる果実を利用させていただく、と云う方法をとってきた。 今般のOSATOさんの一連のエントリは、(おそらくは)ぼくに近いスタンスから、実際の読み解き、と云う方法をとっている。まずはそこに、敬意を表させていただくとして。 あの結晶写真は、オウムの「空中浮揚」の写真と同じなのだと私は思い

    doramao
    doramao 2009/07/01
    私はOSATOさんの考えに近い印象を持ちましたが、本当のところはわからない。もしかしたら、江本氏が未必の故意であのような事業を展開していると考えたくない自分がいるのかも知れない。