函館市の住民などが建設中止を求めて訴えを起こしている大間原子力発電所をめぐり、事業者の電源開発は、国の安全審査が長引いていることから、「ことし後半」としていた安全対策工事の開始時期を2年程度、延期することになりました。 大間原発は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」だけで発電できる世界で初めての商業用の原発で、事業者の電源開発はこれまで2024年度ごろの運転開始を目指していました。 しかし、電源開発は津波や地震の対策を中心とした国の安全審査が長引いているとして、「ことし後半」としていた安全対策工事の開始時期を2年程度、延期することになりました。 これに伴って、2024年度ごろとしていた運転開始の目標時期も、2026年度ごろに先延ばしするということです。 建設中の大間原発をめぐっては、原発に反対する市内の住民などが事業者の電源開発に建設の中止などを求める訴