大間から対岸の灯 函館「横夜景」 (10/18 15:48) 津軽海峡を挟み大間町から見た函館の「横夜景」。イカ釣りやマグロはえ縄漁船のいさり火も彩りを添える=16日午後7時30分、青森県大間町の西吹付山展望台(村本典之撮影) 暮れなずむ津軽海峡の向こう側に、函館のあかりがゆっくりと姿を現す。函館市と最短17・5キロ(函館市汐首岬―青森県大間崎)にある海峡対岸の青森県大間町から見た函館の夜景は横一線に広がり、海峡を幻想的に縁取る。地元町民は「よごやげー(横夜景)」と呼び、地域おこしにも一役買っている。 同町のまちおこしグループ「あおぞら組」の蛯子香さん(47)は、空気が澄む秋から冬にかけて、海峡や北海道を一望できる西吹付(にしふきつけ)山展望台(海抜105メートル)から見る夜景が「美しい」といい、観光資源としてPRしている。<北海道新聞10月18日夕刊掲載> < 前の記事 | 次の記事
タクシーにはねられ重傷を負い入院中だった映画監督の若松孝二氏が17日に死去した。この突然の訃報に、関係者からは悲しみの声が続々と上がっている。 若松監督の遺作となった来春公開予定の「千年の愉楽」に主演する女優の寺島しのぶは、17日の夜中に知人からの電話で監督の訃報に触れたという。18日に更新した自身の公式ブログでは「突然いなくなってしまった若松監督。人をびっくりさせることが大好きな監督。『銀熊賞取れなかったよ』『嘘!おめでとう!』って驚かせてくださったみたいに嘘だよって言いながら現れてほしい」「何よりも映画を作り上げることに執念を燃やした監督。今いったい、いったいどこにいらっしゃるんですか?」と、唐突すぎる死を受け入れきれない気持ちをつづった。 同じく同作に出演する俳優の佐野史郎は、監督の入院が報じられた当初、自身のTwitter上で「若松孝二監督!!とにかく、無事のご回復を!」とのツイー
12日夜に東京・新宿区内で交通事故に遭っていた映画監督の若松孝二(わかまつ・こうじ)さんが17日午後11時5分、搬送先の病院で死亡した。76歳だった。若松監督は1960〜70年代に暴力や政治、エロスをテーマとする作品を量産し、全共闘世代に支持された。葬儀・告別式の日取り、喪主などは未定。事故の一報は16日に伝えられたが、「命に別条はない」とされていた。 交通事故から6日目。意識もあり、命には別条はないと伝えられた容体が一転、若松監督が搬送先の病院で亡くなった。若松プロでは17日深夜、「明日(18日)以降に対応を考えたい」と話した。 警視庁四谷署などによると、若松監督は12日午後10時10分頃、新宿区内藤町1で外苑西通りを横断しようとしたところをタクシーにはねられ、頭や腰を強く打つ重傷を負った。 かつて若松プロに所属していた高橋伴明監督(63)は16日夜、自身の新作映画の試写会で、「骨
【七飯】函館開発建設部は16日、国道沿いの草刈りに使う機器や人員編成を変えることで、従来より5倍効率が上がるとする検討結果を明らかにし、町西大沼の国道5号で実際の作業を公開した。 これまで草刈り機に使われていたのは「回転歯式」と呼ばれる刃。作業中に小石がはね上げられる可能性があることから、飛び石対策として、ついたてを持つ作業員を配置する必要があった。 このため、同開建は道路縁石付近の除草方法について、8月から内部の道路維持管理研究会で検討を重ねてきた。その結果、草刈り機の刃を「バリカン式」と呼ばれるタイプに替えると、作業効率が上がることが判明したという。 バリカン式にはトリマー式と円盤式があり、2種類を併用することで、従来は1日あたり1・4キロメートルだった作業効率が6・8キロメートルと約5倍に。同一区間における作業時間が短く済むことで、1キロメートルあたりにかかるコストは、これまでの3万
函館市内を流れる亀田川で17日、サケの遡上(そじょう)が確認された。函館市梁川町の鍛治橋付近で、同日正午過ぎ、ペアになったサケが水しぶきを上げながら河床を掘る産卵行動がみられ、通りがかった市民も足を止めて物珍しそうに眺めていた。 1995年から同川流域の環境美化活動を続ける市民団体「亀田川をきれいにする市民の会」前代表の石井満さんによると、99年ごろからサケの遡上が確認されているという。ただ、石井さんは「亀田川で孵化(ふか)したサケが回帰したのではなく、おそらく迷いザケではないか」とする。 通勤途中にサケの姿を確認した大妻高校講師の時田隆さん(63)は「かつて、亀田川の汚染を調査したことがあったが、サケが遡上するとは知らず、うれしい大発見でした。寒くなる時期まで遡上が続くというので、これからも川が大事にされていけばいいですね」と話していた。 前のページにもどる ニュースをもっと読む ご注意
函館市の工藤寿樹市長ら道南の首長らが上京し、電源開発(東京)の大間原発(青森県大間町)建設の無期限凍結を求めた要請活動。道南が一致結束して「ノー」を突き付けたが、政府、事業者とも責任や権限の所在が不透明で、「打っても響かない」(工藤市長)と不満も残った。今後は法的措置を含め、凍結への突破口をどう見いだすか、予断を許さない状況が続く。 「政府も電源開発も責任をキャッチボールしているようなもの。敵が見えない」。工藤市長は16日、前日(15日)の首相官邸や内閣府、経済産業省、電源開発に対するそれぞれの要請を振り返り、徒労感をにじませた。 東京での要請活動は3回目。今回は北斗市、七飯町のほか、50キロ圏外の松前町の首長も参加。要請書には渡島11市町長をはじめ、各議会議長、商工団体、漁協、農協、観光団体、町会団体など計61人が名を連ね、オール道南で反対姿勢を示した。 初参加の石山英雄松前町長は「函館
青森県大間町のNPO団体が、函館とのヘリ航空路開設に向けた検討を進めている。民間のヘリコプター会社と組み、早ければ来年春にも開設する構想で、観光振興に加え、建設を再開した大間原発で事故が発生した際の避難路確保などが狙い。ただ、NPO側は函館側のヘリポートとして戸井地区の廃校のグラウンドを想定しており、函館市の対応が注目される。 ヘリ航路は、同町内のNPO団体「北通りNPO」(野崎信行代表)が計画。野崎代表は取材に対し「原発で事故が起きた際の避難路や急患患者の搬送、マグロ漁船の転覆など災害時に救助できる」とし、今月2~4日には現地で住民向けの試験搭乗会を行った。 機体と操縦士は東京のヘリ会社、ミツワエアサービスと提携。同社によると、町内の1カ所を「空港場外離着陸場」として東京空港局などから許可を得たほか、町内の別の1カ所も今後、申請する方針。 大間と戸井地区の汐首岬は約18キロ。ヘリでの所要
道教育大附属函館幼稚園(後藤嘉也園長)と同大附属函館小学校(根本直樹校長)は、園長が推薦することで、希望者全員の小学校入学が確約される「連絡進学制度」を2013年度の入学生から導入する。幼・小・中の12年一貫教育を通し、学校と家庭と地域の連携を深め、教育の充実を目指す。 従来は附属以外の同小希望者とともに面接などの「入学選考」を受け、希望者全員が入学とはいかなかった。同制度は同幼稚園の園児を附属小へ進学させるもので、これまで同様入学選考はあるが、同小希望者全員の入学が事前に確約される。 小学校入学時のギャップをなくし、安心してスムーズに学校生活に入れることと、教職員の連携を築き、教育活動の充実を図ることなどがねらい。同園では募集人数を下回る定員割れが発生している現状もあり、園児確保にもつなげていきたい考えだ。同小の定員70人に対し、例年同園からは約9割が同小入学を希望しているといい、今年は
東京都新宿区で12日夜にタクシーにはねられ重傷を負っていた映画監督の若松孝二さん(76)が17日夜、搬送先の病院で亡くなったことが警視庁四谷署への取材で分かった。 同署によると、若松さんは12日午後10時15分ごろ、同区内藤町の都道を横断していたところ、左側から来たタクシーにはねられた。腰などを強く打って都内の病院に搬送されたが、意識などははっきりしていたという。しかしその後、容体が急変し、17日午後11時5分に亡くなった。【黒田阿紗子】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く