桜の名所、道南の松前町で、桜の品種を絶やさないためにする「接ぎ木」の作業が、地元の人たちの手で行われました。 松前町の桜は、品種の数がおよそ250あり、全国でも有数といわれています。 これらの品種を絶やさないための接ぎ木の作業が、地元で桜の育成や普及活動をしている「松前花の会」の人たちの手で行われ、メンバー10人余りが町内の農業用ハウスの中で作業にあたりました。 接ぎ木は、木が寿命や病気などで枯れていくため、桜の品種を守るのに重要な作業で、毎年、木の芽が活動を始める前の3月から4月上旬に行います。 ことしは、松前で最も多く咲く品種「南殿」や「関山」など、9種類の接ぎ木が行われ、メンバーの人たちは、増やしたい桜の品種の枝を、切り込みを入れた別の品種の桜の台木に差し込んでいきました。 接ぎ木した台木はハウスに植えて育てられ、花が楽しめるようになるには10年近くかかるということです。 作業を行っ
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