北海道新幹線があす26日(2016年3月)に開業する。東京から最速4時間2分の新函館北斗駅に着くが、駅周辺はなにもない。そもそも、駅は函館市ではなく北斗市にあるのだ。 グレーの新駅舎が立っているが、かつては無人駅だった場所だ。駅前にはロータリーもできているが商業施設はない。駅前にいた中年男性は函館から自転車でやって来た。1時間40分もかかったという。 名物は「マルメロ」「ホッキ貝」 街で建設中のレストランで聞くと、名物は「マルメロ」だという。バラ科の果物で、香りがよく、明治時代から栽培されているそうだ。車で5分のJA直売所では、そのジャムを売っていた。ホッキ貝や「ガロウガキ」というカキも名産だ。これでは新幹線の駅というより「道の駅」だ。