函館どつく(本社函館)は26日までに、室蘭製作所の事業のうち、小型船舶の新造船から撤退し、陸上部門の産業機械と橋りょう、船舶の修繕に集中する組織体制とする方針を固めた。これに伴い、同所の社員125人のうち、総務や営業部門などの最大40人を函館造船所に配置転換する見通し。 同所は、船舶部門は小型船の新造船と修繕、陸上は産業機械製作と橋りょう事業を担っている。 今後伸長が見込める港湾荷役機械など大型の産業機械製作と、長年手掛けている橋りょう、これまで小型のみだった船舶修繕を大型に拡大して対応する3事業を重視。室蘭製作所の新造船は2009年(平成21年)楢崎造船の吸収合併以降再開していたが、採算が合わず先細りが見込まれていることから、事業撤退により業務効率化と収益力強化を目指す。 室蘭は現在125人。工場勤務は50人で、全員室蘭での勤務となる。総務、営業、設計など非現業の75人には定年退職者
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