ハングルは表音文字であり、一つの漢字の朝鮮語発音を一文字で表現できるように作られている。つまり、漢字の発音記号である。 同様に表音文字である日本語のひらがな・カタカナが大和言葉の発音記号であるのと類似するが、漢字の発音記号として作られたハングルは、その1文字で漢字1文字に対応できる。 ハングルには14個(制定当時は17個)の子音字母(C)と、10個(制定当時は11個)の母音字母(V)があり、この24個を総じて「字母」と呼ぶ。また字母を組み合わせ、Cが30個、Vが21個作られる。 ハングル1字は「C+V」または「C+V+C」の組み合わせで形成される。初声+中声または初声+中声+終声(パッチム)であり、初声のCは19個、終声(パッチム)のCは27個である。 Vは21個なので、この全ての組み合わせは(19×21)+(19×21×27)で、合計11,172個となる。 理論上はこのように1万通り以上