小型ソーラー電力セイル実証機(IKAROS)の定常運用終了について、1月26日に開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。 新しいウィンドウが開きます 小型ソーラー電力セイル実証機(IKAROS)の定常運用終了報告 (1月26日 宇宙開発委員会 報告資料)PDF:3.17MB
11/2312:13:03: 今日の IKAROS(11/23) - Daily Report - Nov 23, 2010 本日の運用では,再生レンジングとデータレコーダの再生を行いました. 「ソーラーセイルについて,アイデア自体は100年ほど前からあり,SFなどでは よく出てきますが,これまで実現されていませんでした(IKAROSで初めて実現 されました)」という説明をこれまで何回かしてきましたが, 具体的にどのようなSFがあるのでしょうか? 特に有名なのは,アーサー・C・クラーク博士の「太陽からの風」だと思います. このSF小説は,地球から「月」に向かう宇宙ヨットのレースを描いています. 著者の出身国であるイギリスやソーラーセイルのアイデアが生まれたロシアの チームがレースの中心であり,残念ながら,日本は出てきません・・ このレースで出てくる宇宙ヨットの形状や制御方法は皆さまざまで,
11/1914:45:21: 今日の IKAROS(11/19) - Daily Report - Nov 19, 2010 今日は久々の運用がありました.ご無沙汰しておりました. レンジングとデータの再生を行っています. 地球距離がグングン大きくなってきていますので,データの再生も 限られたものしかできません. あと,推進系のヒータの設定を変更しました. ご存知のように気液平衡スラスタを使っており,液が噴射することを避けるため タンクや配管,スラスタには適切に温度勾配をつける必要があります. そのため,衛星内部の温度が変わってくるたびにヒータの温度設定を 変更する必要があります. 先週自己紹介して下さった南野さんですが, 私を含め,色々な締め切りを守らないIKAROSメンバをきっちりコントロールして下さってます. ご自身でもおっしゃってますが「仕事の催促」にかけては天下一品ですね. 南野
かわぐち・じゅんいちろう。1955 年、青森県生まれ。工学博士。京都大学工学部機械工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。1983 年、宇宙科学研究所に入所。2008 年より、宇宙航行システム研究系教授・研究主幹、月・惑星探査プログラムグループプログラムディレクタ。専門は姿勢・軌道制御工学。
10/2316:02:56: 今日の IKAROS(10/23) - Daily Report - Oct 23, 2010 10/23の運用は、データレコーダー(DR)へ蓄積したIKAROSの健康状態や GAP(ギャップ)やALDN(アラジン)の状態を示すデータの再生、そして 再生レンジングを行いました。 明日(10/24)の運用はお休みして、次の運用は10/25の予定です。 12月は、「あかつき」の金星投入イベントが控えていますので、 「あかつき」の臼田局での運用がだんだんと増えてきています。 それに伴い、今後IKAROSの運用間隔も数日~1週間お休みする場合も あります。 運用間隔が長くてもIKAROSが健康でいられるように、しっかりと準備 していかなければならないと心に刻んでいる今日この頃。 そういえば、本日はTVでIKAROS特集をやってくださいます。 チャンネル:NHK教育テレ
10/1616:38:12: 今日の IKAROS(10/16) - Daily Report - Oct 16, 2010 今日はレンジングとデータレコーダデータの再生を行いました. 通信不可帯時のデータはこれでほぼ下すことができました. 最近はずっと地球距離があまり変化しておらず(ちょっと減っています), 毎日安定したビットレートでの通信ができております. しかし来週からは地球距離は再び増加して,通信状態はどんどん悪くなっていきます. その前に通信不可帯時のデータを下せたのでよかったです. そういえば,米倉さんが自己紹介をして下さいましたね. スーパーバイザーを最も数多く担当して下さっており, 昨年10月からIKAROSチームの一員になったにもかかわらず, 今はIKAROSのことを一番理解されています.さすがですね. それより単身赴任.本当に大変だと思います.頭が下がりますね. 運用の
いつもIKAROS Blogをご覧頂き、また厳しいご意見も含めIKAROSをいつも応援して頂き、 誠にありがとうございます。 IKAROSチームの米倉 克英(よねくら かつひで)です。 私の自己紹介: (1)所属:月・惑星探査プログラムグループ 月・惑星探査プログラム・システムエンジニアリング室 (2)年齢:見た目は20代、体内組織は50代、実年齢は森さんより・・・。 (3)趣味:ソフトテニス、オールディーズライブハウスで踊ること(昔はリーゼントして、 スカジャン着て、ライブハウスや花火大会やってる最寄駅のロータリーなんかで ツイストを踊っていた・・・のかも) (4)口癖:「了解ですっ!!」 (5)好きな・・・ あっ。こんな事ではなくIKAROSに関する仕事のことでしたね。。。 私は、IKAROSチームにおいて主に運用進行役のスーパーバイザー、週毎の運用計画立案や 運用手順書を作成する運用
いつもIKAROS Blogをご覧頂き、また厳しいご意見も含めIKAROSをいつも応援して頂き、 誠にありがとうございます。 IKAROSチームの米倉 克英(よねくら かつひで)です。 私の自己紹介: (1)所属:月・惑星探査プログラムグループ 月・惑星探査プログラム・システムエンジニアリング室 (2)年齢:見た目は20代、体内組織は50代、実年齢は森さんより・・・。 (3)趣味:ソフトテニス、オールディーズライブハウスで踊ること(昔はリーゼントして、 スカジャン着て、ライブハウスや花火大会やってる最寄駅のロータリーなんかで ツイストを踊っていた・・・のかも) (4)口癖:「了解ですっ!!」 (5)好きな・・・ あっ。こんな事ではなくIKAROSに関する仕事のことでしたね。。。 私は、IKAROSチームにおいて主に運用進行役のスーパーバイザー、週毎の運用計画立案や 運用手順書を作成する運用
10/1318:49:44: 今日の IKAROS(10/13) - Daily Report - Oct 13, 2010 10/13の運用は、データレコーダー(DR)へ蓄積したIKAROSの健康状態や GAP(ギャップ)やALDN(アラジン)の状態を示すデータの再生、そして 再生レンジングを行いました。 明日(10/14)、明後日(10/15)の運用はお休みして、次の運用は10/16 の予定です。 今日は、IKAROSの1日の運用がどのような流れで行われているかを1例として 先日のBlogより少し詳しくお話ししましょう。 だいたい、下に示すような感じで1日の作業を進めています。 1)運用開始1~2時間前(集合時間は日によって異なる)に運用メンバー がIKAROS運用室にワラワラ・・・、サササッと集合し、その日の運用 内容、作業タイミング、テレメトリ確認項目等を再確認。 2)1)の結果に
10/1218:08:43: 今日の IKAROS(10/12) - Daily Report - Oct 12, 2010 本日は通常のデータ再生に加えスピンアップを行いました. 色々とスピンレートを変えて,IKAROSの姿勢運動のダイナミクスを理解する目的です. 太陽に近づいてきたので,光圧の姿勢に与える影響が強くなってきているのを 感じることができます. 運用時間ですが,打ち上げ直後は深夜だったのが,だんだんと早くなってきてます. まだギリギリ普通の生活で対応できていますが,今後早起きが必要になってきます. IKAROSメンバは夜型の人が多いのでここから大変です. そういえば,ちょっと前にイカロス君がつぶやいていた「イナゴの佃煮」. メンバで恐る恐るいただきました.私は最後はコーヒーで流し込んだような気もしますが. 長野県出身の澤田さんはイナゴ擁護派ですが, 自分の個人的感想は「味は
イカロス君に自己紹介を振ってもらえる日が来るとは夢のようです. 前回自己紹介された白澤さんと同じく,現在博士3年の三桝裕也(みますゆうや)と申します. 実は九州大学というところの学生なのですが,宇宙研の特別共同利用研究院制度というものを利用して,既に2年ほど川口研究室でお世話になっています. 気の弱い九州男児です(結構いると思います). IKAROSの開発では,以前自己紹介をされた遠藤さんと共に,主にセイル膜の製作に参加させてもらいました.人材育成というのもあって,自分も学生という立場ながら,色々なことをやらせてもらいました. あの頃を思い返すと… … … う,うぅ… キャパの狭い自分にとっては,今でも身震いするほどの忙しさでしたね. 良くやり抜けたなと思いますが,自分が頑張れたのは,常に自分以上に職員の方々や他の学生さんが頑張っている姿があったからでした.夜中2,3時に及んで,時には家に
10/0119:15:59: 今日の IKAROS(10/1) - Daily Report - Oct 1, 2010 今日の運用は,通信不可帯時にデータレコーダに蓄積された, イベントに関するレポート(レポートパケットと呼んでおります)の再生と, 再生レンジングを行いました. レポートパケットは,何らかイベントやエラーがあった際に,すぐにそれが分かるように 出されているもので,通信不可帯時に特別なことがなかったを確認する為に 再生しております.IKAROSの状態は現在良好ですが,一応念のため過去に 変なことがなかったかのチェックを行います. 10月になってしまいましたね.もう完全に夏が終わってしまいました. 今年の夏は多忙で,大好きな海にも行けませんでした.来年は行きたいです. 気持ちを切り替えて,秋を満喫したいと思います.秋といえば食欲の秋. 津田さんが大好きな季節です.私も好きです
イカロス君からのご指名を受けての自己紹介です。 IKAROSチームの遠藤達也です。 むかしむかし、IKAROSが実行されることが決まった時、メンバー不足が懸念され、既に相模原に拠点を移していた澤田さんからの推薦?がありまして(澤田さんとは筑波の旧システム誘導制御技術グループで一緒でした)、筑波との併任の形で参加できるようになりました。筑波では、主にCMGという装置を用いた姿勢制御の研究を担当しています。 IKAROSでは、膜面の製造のスケジュール管理やメーカーとの契約の事務作業などを行ってきました。実際の設計や製造手法のアウトラインは主に学生がBBMとして試作した段階で固まりつつあった状況でしたので、私の仕事はとにかく、打ち上げの1年前から始まる総合試験に間に合うように、膜面ミッション部の各メンバーがBBMやPMで発生した不具合をつぶしてFMを作り上げるように、スケジュール管理(ようするに
09/2901:15:47: 今日の IKAROS(9/28) - Daily Report - Sep 28, 2010 本日の臼田局運用では,256bpsの通信レートが確保でき, 通信不可帯時のデータ再生が一気に進みました. また,新たな姿勢・軌道計画に向け,まずは,スピンレートを 調整しました. オプション機器では,ALDN(アラジン)の立ち上げを行い, 宇宙塵の観測を再開しました.GAPによるガンマ線バーストの 偏光観測は今週末以降の復帰となります.VLBI実験はアンテナ が上面にあるため,しばらくお休みです. さて,8/25のブログで,IKAROS技術の超小型衛星への応用に ついて前半を紹介しましたが,久しぶりに後半を書きます. 「気液平衡スラスタ」 積極的に位置・姿勢を制御する必要がある衛星は,推進系を 搭載します.ミッションの複雑化に伴い,近々,超小型衛星 にも推進系が必要に
09/2421:11:33: 今日のIKAROS(9/24) - Daily Report - Sep 24, 2010 本日は内之浦局34mでの運用でした. 通信状態も徐々によくなっており,ビーコンだけでなくテレメトリも受信することができました. といっても34mということで,ビットレートはすごく低いです. それでも,やはりテレメトリが見えるというのは安心感が違います. 明日は臼田での運用となります. イカロス君がまた自己紹介を誰かに振ろうとたくらんでますが,明日は そんな暇がないように色々コマンドを送りまくりたいと思います. KYさんがblogで書いてくださったように,数日前にまた一つ年をとってしまいました. ここ数年,自分の中で時間の流れがすごく早くなっている気がします. ぼやぼやしてるとあっという間に時間がたってしまいそうなので, 今後は今まで以上に時間を大切に生きていかねばと思い
09/1906:03:16: 今日のIKAROS(9/18) - Daily Report - Sep 18, 2010 本日の運用で,IKAROSと無事通信することができました! 本日はIKAROSとの通信を最大限試みるために, 臼田局(64mアンテナ)だけでなく,内之浦局(34mアンテナ)も 確保しました.また,T2さんに臼田に出張してもらい, 現場と直接やりとりできる体制で運用に臨みました. 臼田局に設置されているスペアナ(スペクトラムアナライザ)の 画像・データは,IKAROS運用室に配信されていて, ほぼリアルタイムで見ることができます. このスペアナという装置は,アンテナが受信している電波の 周波数ごとの強度をグラフ表示します. IKAROSからの電波をキャッチすると特定の周波数の強度が上がるため, 確認できるという仕組みです. (はやぶさも同様の方法で運用していました) ただ
★★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ISASメールマガジン 第311号 【 発行日- 10.09.07 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★こんにちは、山本です。 先日、「特別公開」の反省会が開かれました。来場された方に、暑い中 書いていただいたアンケートの中間集計が配布されました。問いの中に【相模原キャンパスのの特別公開をどのようにして知りましたか?】 が あり、 1位:家族・知人からの紹介 2位:ISAS・JAXAのホームページ に続いて、堂々の 3位:ISASメールマガジン で、約1割の方がメルマガを読んで「特別公開」に来場されたことになっています。 「はやぶさ帰還」のフィーバーも一段落して、メルマガの配信数増加も以前のペースに戻り、1万人を超えるのは11月過ぎでしょうか。 今週は、宇宙輸送
姿勢系 橋本 樹明 私は姿勢軌道制御系の担当(*1)ですが、「はやぶさ」ではカメラを使って探査機の位置を決めることが重要であったので、航法カメラの開発も担当することになりました。カメラのハードウェアにはあまり詳しくありませんが、 「のぞみ」搭載カメラMICを担当していたことや、趣味が鉄道写真の撮影なので、撮像運用に関してはある程度経験は持っておりました。 ONCは、イトカワ離脱後は役目を終えたので、その後のトラブルに際して保温は断念しました。4年半、低温で放置されていたので、今回、正常に動作する保証はありませんでした。また、もし電源をオンした時にショートして探査機システムに影響を与えてはいけないので、回収カプセルを分離した後に初めて電源を入れる、という約束になっていました。すなわち、練習なしのぶっつけ本番です。さらに、4年半ぶりの運用と言うことで、コマンド手順や地上のデータ処理システムの使
2010年6月13日19時51分(日本時間)に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、同日22時51分頃には大気圏に突入しました。我々にカプセルを託した、はやぶさ君は、美しい流れ星になりました。 2010年6月17日00時00分(日本時間では、6月17日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球の大気に溶け込んでいます。 「今週のはやぶさ君」は、2010年6月17日の更新をもって終了いたします。 2010年6月17日[更新] 2010年6月13日19時51分(日本時間)に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、同日22時51分頃には大気圏に突入しました。我々にカプセルを託した、はやぶさ君は、美しい流れ星になりました。 はやぶさ君の位置情報や小ネタを徒然なるままにお伝えしてまいりました、「今週のはやぶさ君」も今回をもって終了です。今までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。探査機とし
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