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「3K」(きつい、汚い、危険)とのイメージ払拭(ふっしょく)に向け、ごみ収集車が“進化”している。静粛性や消臭といった作業環境改善のほか、洗練されたデザインで国際的な賞に輝くなど、兵庫県内のメーカー3社が工夫を凝らしている。(大島光貴) 2016年に登場し評判になったのがモリタエコノス(三田市)の収集車「プレスマスター」。車体側面に凹凸のある斜めのラインが施され、後部のごみ投入口はまるで戦隊シリーズに出てくる装甲車のよう。ネット上で「近未来的」「かっこいい」「SFごみ収集車」と話題になった。 キャッチコピーは「洗練された機能美こそ美しい」。「作業中」の表示器やランプ類を上部に配置し視認性を高めた。実用性を兼ね備えたデザインは国際的にも評価され、デザイン界のオスカー賞と言われるドイツ「iFデザイン賞」に、収集車として初めて輝いた。 一方、極東開発工業(西宮市)が17年に発売した「プレスパック
新設されたテクノラボコーナー。ヘリコプターなどの特徴をタッチパネルで見ることができる=神戸市中央区波止場町、カワサキワールド 川崎重工業の企業博物館「カワサキワールド」(神戸市中央区)に24日、新コーナー「TECHNO-LAB」(テクノラボ)がオープンする。同社が手掛ける飛行機や船などに生かされている技術や特徴を、イラストや動画で解説する。 専用画面で「空の乗り物」「陸・海の乗り物」「エネルギー施設」「機械」の4部門11製品を紹介。旅客機では、胴体部分などを手掛ける米ボーイングの中型機「787」を例に、素材に鉄よりも軽くて強い炭素繊維の複合材を多く使うことで、機体の軽量化や機内を地上に近い気圧に保っている特徴を取り上げた。 画面はタッチパネルで自由に操作でき、説明の後にクイズに挑戦。ほかに、液化天然ガス(LNG)運搬船や双腕ロボットの仕組みも解き明かしている。 同博物館の入り口もだまし絵に
活発化した梅雨前線の影響で記録的大雨となった兵庫県。神戸地方気象台によると、降り始めの5日午前0時から7日午後5時までの65時間の雨量は、県内の26観測地点のうち平年値を取れる20地点全てで7月の平年1カ月分を超えた。降り始めの2日間を比較すると、5日は神戸・阪神間で雨量が多かったが、6日以降は但馬や西播磨で激しい雨が降り続いた。 同気象台によると、降り始めからの雨量が最も多かったのは篠山市後川の487ミリ。養父市大屋(471ミリ)▽西宮(443・5ミリ)▽朝来市生野(435・5ミリ)-と続いた。6番目に多かった神戸市中央区では、7月の平年値の2・8倍となる427ミリに上った。 降り始めから2日間の雨量を比較すると、神戸や三田、三木、西宮など10地点では5日の方が多く、明石では5日に6日の約2倍の雨量を記録した。48時間雨量では西宮が最多だった。同気象台は「神戸・阪神間から大阪府北部にかか
市内各地に出向いて本の貸し出しを行う兵庫県明石市の移動図書館車がリニューアルされて2台に増え、出発式が1日、西明石駅南広場(明石市西明石南町1)であった。車体に描かれたタコやタイのイラストは、明石たこ大使のさかなクンが担当し、式典にも出席。さかなクンの「レッツ、ギョ(ゴ)ー」の合図で新車が巡回をスタートさせた。 移動図書館は、1962(昭和37)年に始まったサービス。市が今回、新車2台を導入した。巡回先もこれまでの35カ所から77カ所に増え、明石市立市民病院などの医療施設や松が丘こども食堂、人丸小学校なども新たに巡るという。 大型車には、旧「ひまわり号」の1・5倍の3千冊を積載でき、車いすでも利用できる昇降台や空調も備える。車体に歩くタコがデザインされ、公募で決まった愛称は「めぐりん」。タイの絵がラッピングされた小型車は愛称「くるりん」で、本500冊を積むことができ、軽トラックなので狭い路
夏以降に導入される6000系車両(左)と、従来の1000系車両=神戸市営地下鉄伊川谷駅(撮影・大山伸一郎) 神戸市交通局が、地下鉄西神・山手線に25年ぶりに投入する新型車両6000形の試運転を行っている。人気投票で決めた緑と黒、シルバーの丸みを帯びた外観が特徴。ホームで車両を撮影する人も目立つ。年末から来年初めの営業運転を目指している。 新型車両は、停車予告や乗り換え案内、駅の設備案内などを4カ国語で伝える17インチの表示器をドアの上に新設。6両編成のうち2両にしかなかった車いす・ベビーカー用スペースを全車両に備えた上で、広さも拡充した。 ロングシートの座面にそれぞれくぼみをつけ9人の定員が座りやすくしたほか、シート両端に大型の仕切り板を設置。発光ダイオード(LED)照明を採用して省エネに配慮し、ドアにベビーカーなどが挟まっても抜けやすいシステムも導入した。 6月11日から試運転を始めた。
児童が近づかないよう応急措置をした加西市立北条東小学校の投てき板=21日午後、加西市北条町西高室(撮影・森 信弘) 大阪府北部地震で、学校のブロック塀が倒壊し、小学4年の女児が犠牲になったことを受け、子どもがボール当てなどをして楽しむ「投てき板」を巡る兵庫県内各市町の対応が分かれている。設置数など実態を把握できていない自治体も多い一方、宝塚市などのように撤去を決めた自治体もある。防災の専門家は「早急に撤去や補修の必要がある」と警鐘を鳴らす。 投てき板は、的や絵が描かれた壁状の遊具で、ボール投げをして遊ぶ。神戸市内の男性小学教諭は「神戸っこは『投げる』能力に課題がある子が多く、ボール遊びに絶好の遊具だったのだが…」と声を落とす。 兵庫県によると、投てき板は、コンクリートブロックを積み上げたものであっても、建物から独立した設備とみなされ、「高さ2・2メートル以下」などの規制がある建築基準法の対
中国伝統の麺料理「刀削麺」を作るロボットが神戸市中央区の中華食材店「中央厨房」にお目見えし、話題を呼んでいる。 銀色の丸い頭に光る目、長方形の胴体が特徴で、昨年10月に導入された。左手にあるまな板の上に小麦粉を練った生地の塊をのせ、特殊な刀を持った右手が素早く前後に動き麺を削っていく。1分間に約20食分を作ることができ、現在、神戸・南京町にある二つの料理店に麺を卸している。 ロボットは店のシャッターを下ろして動かしていることが多いが、開けた状態で作業をしている時には、道行く人らが足を止めて窓の外から眺める姿も。 代表の李紫焱さん(61)によると、ロボットは中国製で、頭部の形状は違うものの同様の仕組みで麺を削るロボットが多くの料理店で“活躍”している。李さんもいずれは神戸で料理店を開き、店頭にロボットを設置するという。「日本のお客さんに喜んでもらえたらうれしいね」とほほ笑んだ。 (中西大二)
文化庁によると、表記や発音の簡略化・統一は戦前から検討されていた。1924年には「くゎ」の発音を「か」とする「字音仮名遣改定案」(左)がまとめられたが定着せず、46年の「現代かなづかい」(右)で「くわ」の表記が改められ、発音とともに「か」となった 携帯電話(ガラケー)で「ん」の文字を出そうと、わ行のボタンを押していたときのこと。わ、を、ん、ゎ。勢い余って現れた「ゎ」。「わ」の小文字。「ゎ」…? そもそも、この字、人生で一度も使ったことがないんですけど。(小川 晶) 正式には「捨て仮名」と呼ぶ小文字。携帯の通常入力では、「ぁ」~「ぉ」と「っ」、「ゃ」「ゅ」「ょ」、そして「ゎ」の計10字を確認できた。 このうち、「っ」と「ゃ」「ゅ」「ょ」は、切手、社会、習字などさまざまな単語に含まれる。「ぁ」~「ぉ」も、ファイル、チェックなどの外来語にある。 「ゎ」だけが異質だ。 ◇ 携帯やパソコンなどの日本
兵庫県香美町香住区一日市にある謎のほこら「かまたりさん」の記事を読んだ人から、「その近くには『小人の墓』もあるぞ」という、怪しい情報が寄せられた。早速現物を確認した記者は「これは何らかの事情で転落した石碑が、崖の裂け目に挟まっただけだ」と看破したのだった-。 ■ 大変お待たせしました。 前回の取材で、住民らの証言などから、石碑はもともと崖の上に立っていた灯籠だということが判明した。そこで、まだ残されている疑問点を整理してみよう。大きく二つある。 (1)灯籠に刻まれている文字は何と書かれているのか (2)灯籠はいつ、そしてなぜ落ちたのか まずは(1)に取り組もう。あまりにも見慣れない書体ゆえ、前回思わず「梵字だろうか」と書いてしまったが、やはり餅は餅屋。専門家に見せると、一発で解読されてしまった。 「火、明、燈ですね。見慣れない言葉ですが、特別な意味が込められたものではなく、『火の明かりをと
若者の活字離れやインターネット販売の普及、人口減少などで書店を取り巻く環境が厳しさを増す中、兵庫県加西市で昨年夏に誕生した書店とコンビニの一体型店舗「ファミリーマート+西村書店加西店」が順調な経営を続けている。地元で60年以上続く老舗書店と、24時間営業のコンビニが組んだ異色のタッグ。人口4万5千人ほどにすぎない同市にあって、客数と売り上げは書店単体時代の2倍に増えた。(森 信弘) 「以前はネットで本を買っていた。仕事が夜中に終わっても開いているのがありがたいですね」 4月下旬の土曜、午前1時前。郵便局で運送部門を担当しているという男性(49)=加西市山下町=は書棚の前で、総合雑誌をじっくり吟味していた。“眠らない本屋”は通常の書店が営業している時間帯に自由が利きにくい人たちに喜ばれているようだ。 平日の午前にはイートインスペースで、パンやコーヒーとともに購入したばかりの本や雑誌の読書を楽
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