日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月9日、音楽著作権の手続きをしていない飲食店など258の施設にBGMの使用料の支払いなどを求め、15都道府県の簡易裁判所に民事調停を申し立てたと発表した。 JASRACによると、全国の支部が一斉に法的措置をとるのは初めてだという。繰り返しの催告にもかかわらず、手続きに応じない施設が多いため、今回の措置に踏み切ったということだ。JASRACは「お店などの施設がBGMを適法に利用するための活動を推進していく」としている。 ネット上では、JASRACに対して「街角から音楽をなくすのか」などの批判の声が続々と書き込まれているが、今回の措置には、どんな意図があるのだろうか。エンターテインメントの問題にくわしい高木啓成弁護士に聞いた。 ●JASRACの存在意義 「著作権には『演奏権』という権利があり、飲食店などの施設でCD音源をBGMで流すことは、この『演奏権』の
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