英情報局保安部(MI5)のマッカラム長官(写真)は8日、英国への脅威に関する年次演説で、ロシア軍の情報機関は英国と欧州で「騒乱」を引き起こそうとしているとの認識を示した。2020年10月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/UK Government/Handout via REUTERS) [ロンドン 8日 ロイター] - 英情報局保安部(MI5)のマッカラム長官は8日、英国への脅威に関する年次演説で、ロシア軍の情報機関は英国と欧州で「騒乱」を引き起こそうとしているとの認識を示した。国際武装組織アルカイダと過激派組織「イスラム国(IS)」からの脅威の高まりが最大の「テロの懸念」だと表明した。英国内を対象とする相次ぐ攻撃計画の背後にイランがいるとも非難した。 マッカラム氏によると、昨年の英国への国家的な脅威に対する調査件数は48%増えた。ロシアとイランが犯罪者や麻薬密売人、代理人を使って