米Amazonの創業者でありCEOをつとめるジェフ・ベゾス氏が、3月20日、アポロ計画で使われたロケットエンジン「F-1」の救済活動として、海底での部品の収集と引き上げに成功したことを自らのブログで発表した。 F-1ロケットエンジンは、アメリカ合衆国のロケットダイン社が開発した大型ロケットエンジンである。アポロ計画のサターンV 型ロケットで使用され、F-1はその第一段ロケットS-IC に5基搭載されていた。この計画の下で打ち上げられたアポロ11号により、人類は初めて月面を歩いた。アポロ11号打ち上げ時、F-1は計画通り燃焼後に海底に沈んだ。 YOUTUBE:Remote Operated Vehicles recovering Apollo F-1 engines ベゾス氏は2012年3月末、「F-1 Engine Recovery」プロジェクトとして、個人資産を投じて海底に眠る同エンジン