ルノーは5月19日、コンセプトカー『セニック・ビジョン』(Renault Scenic Vision)を欧州で発表した。2024年に発表予定の次世代EVのプレビューモデルで、ルノーのMPV『セニック』の次期型を示唆している。 セニック・ビジョンはCセグメントに属しており、ルノー日産三菱アライアンスの「CMF-EV」プラットフォームを使用する。電動SUVの雰囲気を備えた車体には、最大出力218hpのモーターを積む。バッテリーは蓄電容量40kWhとした。 セニック・ビジョンには、出力15kWの燃料電池も搭載する。長時間のドライブでは、燃料電池が発電を行うことでバッテリーを充電し、航続を延ばすことができる。2030年以降、水素ステーションのネットワークが拡大すると、最大800kmの航続が可能になり、水素タンクは5分以内に補充できるようになるという。「H2-Tech」と呼ばれるテクノロジーは、16