NASAの探査車Curiosity(キュリオシティ)が火星滞在3709日目に撮影した写真で、画像の右上に写っている奇妙な石がNASAの専門家たちを不思議がらせている。珍しい灰色のその岩石は、赤みがかった岩盤の上に乗っている。 「Pau Baru(パウ・バル)」と名づけられたその石は、隕石のかけらか別の岩石層の小石が、風または水によって現在位置まで運ばれた可能性がある。探査車の運営チームは近日中にパウ・バルを分析し、その組成と起源の解明を試みる。 2012年、NASAは火星のゲールクレーターを探索するために探査車キュリオシティを送り込んだ。その大型の衝撃クレーターには、中央に巨大な層状の山がある。キュリオシティは火星表面を走行しながら、さまざまな地学的に奇異な物質を発見してきた。 2016年、キュリオシティは黒っぽいゴルフボール大の正体不明な物質を火星表面で発見した。化学分析の結果、高濃度の