ウクライナに対する全面戦争で失った1万5000両にのぼる装甲車両の補充に四苦八苦しているロシア軍は、突撃部隊に安価な民生車両をあてがうようになっている。最初に登場したのは中国製の全地形対応車(ATV)、いわゆる「ゴルフカート」だった。次に、中国やベラルーシから調達したらしいダートバイクが使われだした。 言うまでもなくこれらの車両は、とくに元の仕様のままではウクライナ側の大砲やミサイル、ドローン(無人機)による攻撃に対してあまりに弱い。事実、5月上旬には、オートバイに乗ったロシア軍のある突撃部隊が「こてんぱんにやられた」とウクライナ軍の第79独立空中強襲旅団が報告していた。 そこでロシア軍は、これらの全地形対応車やバイクにも防護を施すようになっている。ウクライナ側が多用している自爆型のFPV(一人称視点)ドローンから車両や兵士を守るための、金網や金属製のケージ(囲い)のような簡易装甲だ。そう
![「マッドマックス」なロシア軍、装甲オートバイで戦場を爆走 そして100年前の教訓学ぶ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e983a12683deda071492f79b141cc01a0d549b62/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F71427%2Fimages%2Fmain_image_0f3b6ffb6969db8e57e3393f529747b31df74558.jpg)