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研究と政治に関するishikawa-kzのブックマーク (9)

  • 北朝鮮 飢餓の政治経済学

    北朝鮮の経済がどんな状況にあるのか。特に90年代における数十万人から数百万人の人々が死亡した大飢饉とその現在までの波及を、独自の視点からまとめた重厚な著作である。大学の講義の基礎資料として購入していたが、昨日の北朝鮮からの砲撃事件を契機にこのをここで取り上げておきたい。 書では北朝鮮の飢饉は、十分な糧供給があり、なおかつ都市部の家計でも、料の分配制度(公的な分配制度と市場を通じた経路)が機能しないとき、つまり書の専門用語では「料確保の権利」entitlementが毀損するときに生じるとしている。 北朝鮮経済はGDPの6割ほどを公的部門がしめ、さらにその公的部門の中で軍事部門のしめるウェイトが非常に大きい。と同時に書では朝鮮戦争後の急速な重化学工業路線をうけて都市化が急速にすすんでいると指摘している。そして北朝鮮の飢饉の特徴は農村だけでなく都市部でも飢饉の被害が出たことを指摘し

    北朝鮮 飢餓の政治経済学
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/11/24
    このエントリはタイムリーで勉強になります。ステファン・ハガード&マーカス・ノーランド『北朝鮮 飢餓の政治経済学』 についての田中秀臣氏の書評/
  • ライト・ミルズ - Wikipedia

    チャールズ・ライト・ミルズ(Charles Wright Mills、1916年8月28日 - 1962年3月20日)は、アメリカの社会学者。 経歴[編集] 1916年、テキサス州生まれ。1941年、ウィスコンシン大学で博士号を取得、メリーランド大学準教授となる。第二次世界大戦後の1946年から没年まで、コロンビア大学教授を務めた。 研究内容・業績[編集] 出世作『ホワイト・カラー』では、新中間層が増加した理由を述べ、さらにその政治的無関心を指摘した。続く『パワー・エリート』ではアメリカ社会の支配構造を分析し、激しく糾弾した。ミルズにはマルクス主義への接近もみられたものの、急逝のため、理論的な統合は実現しなかった。 パワー・エリート[編集] パワー・エリートとはアメリカ社会の政策決定に対し、独占的な影響力を行使できるとされる権力層のことである。そうしたパワーエリートは、政治・経済・軍事の各

    ライト・ミルズ - Wikipedia
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/07/11
    ライト・ミルズ
  • 頂きもの - tamuraの日々の雑感

    1)田口富久治先生に頂きました。どうもありがとうございます。 ・田口富久治「アンシクロペディストの〈東洋〉回帰:いいだもも『東洋自然思想とマルクス主義』・『日の原型』を読む」中部大学『アリーナ』第6号、2009年3月。 2)山 卓さんから頂きました。どうもありがとうございます。 ・山 卓「1930−40年代の英国優生学協会とティトマス――福祉国家における統合と排除」『思想』1022号(2009年6月号)。 ・山 卓「社会保障制度と自立――イギリス社会政策思想史研究」『創文』518号。

    頂きもの - tamuraの日々の雑感
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    ishikawa-kz 2009/06/18
    田口富久治の本
  • まもなく刊行!! - tamuraの日々の雑感

    まもなくが出ます。 ・田村哲樹『政治理論とフェミニズムの間――国家・社会・家族』昭和堂、2009年。 僕の手元には届いたのですが、書店に出回るのは、来週か、その次ぐらいかもしれません。 今のところ、ウェブ上での情報はあまりなくて、刊行元の昭和堂のサイトと、それをもとにした若干の紹介があるくらいです。 http://www.kyoto-gakujutsu.co.jp/showado/ (→「図書目録」→「政治政治哲学・法学」と進んでください) このサイトでは、タイトルが『政治理論とフェミニズムのあいだ』となっていますが、『政治理論とフェミニズムの間』です。 大きさは、またもA5版。ページ数は索引を含めて200ページちょっと。価格は3000円+税です。 構成としては、これまで書いた6政治理論とフェミニズムにかかわる論文を若干の加筆修正の上収録し、序論と結論を書き加えた形になっています。

    まもなく刊行!! - tamuraの日々の雑感
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/06/13
    田村哲樹さんの新刊発刊
  • レヴィナスの平和論  ―秩序とその改革への道程をめぐって―

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    ishikawa-kz 2009/06/12
    レヴィナスの「迫害・身代わり」とジラールの「第三項排除」の比較対照。藤原帰一によるアメリカの覇権主義批判とも絡めている。
  • 馬場靖雄:社会システムの複雑性と統一性#1

    馬場靖雄 93年度関西社会学会での報告原稿 『複雑性の海へ』(松岡正剛他共著、NTT出版、1994) に所収 (1) ダグラス・クリンプは、モダニズムの黎明期と現代において、「引用」という同一の手法を用いて作品を制作した二人の画家を比較することによって、ポストモダンのこの特徴を明らかにしようとしている(Foster[1983=1987:81-103])。マネの「オランピア」では、「イメージを担う画面を一つの絵として読み取らせるような、構造的一貫性」をあくまで前提としつつ、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」の創造的変容が試みられている。デフォルメは、「マネのオリジナルな作品」という統一的全体に奉仕するために行われるのである。一方、「コンバイン・アート」の旗手であるロバート・ラウシェンバーグが、ベラスケスとルーベンスを題材にして制作した一連の作品においては、「原作の写真をシルクスクリー

  • 臨床性を中心に考えること - Freezing Point

    文化系トークラジオ「Life」、5月24日のゲストは東浩紀氏で、タイトルは「現代の現代思想」。リアルタイムに声を聴けたのがとても刺激的で、たくさんメモを取りながら最後まで聴取した。出演者たちと意見が同じとは言えないけど、逆にそこから「じゃあ、自分はどう考えるんだ?」を整理する動機をもらった。以下、当はこれも声で論じあいたいけど、ひとまずブログにメモしてみます。 【5月27日追記: リンク先の下のほうで、放送の音声ファイルをダウンロードできるようになっています。】 「思想は役に立つか」。斎藤哲也が「思想をクスリのように考えてる」と言ったように、苦痛緩和の処方箋として様々な切り口が試されている。私はそこで、ユーザーと提供者の回路が固定されているのが耐え難い。 たとえば、文字通り「クスリを使う」しかないなら、取り組みのパターンが固定される。そこに小難しいリクツが語られていなくても*1、私はそれ

    臨床性を中心に考えること - Freezing Point
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    ishikawa-kz 2009/06/01
    「語る自分が身体であることを無視した思想には、まったく耐えられない。論じている自分は、肉の過程を生きている。」
  • 加藤哲郎のネチズン・カレッジ

    戦争は一人、せいぜい少数の人間がボタン一つ押すことで一瞬にし て起せる。平和は無数の人間の辛抱強い努力なしには建設できない。このことにこ そ、平和の道徳的優越性がある」(丸山眞男 ) ■9.11以降平和情報リンク「IMAGINE! イマジン」、■祈り・癒し系 ♪IMAGINE GALLERY、■IMAGINE DATABASE戦争の記憶」(番外「大正生れの歌 」「100人の地球村 」)、■「護憲・活憲・知憲・論憲・加憲・創憲 ・改憲」、■「崎村茂樹の6つの謎 」についての中間報告を論文にしました! 2008.10.1 前回更新直後に、サブプライムローンの破綻に発するアメリカ金融危機は世界に広がり、1929年の世界恐慌以来の株価暴落、信用収縮が始まりました。グローバルな新自由主義の行進が、その最先端の金融システムから瓦解し始めました。田中宇さんの「国際ニュース解説 」や「世に倦む日

    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/05/25
    (パンデミックの政治学1より)「日本における「パンデミックの政治」で考えるべきは、この「有事」における島国閉鎖意識の圧倒的広がり
  • 復帰状態の再生産過程 - Freezing Point

    リオタール『ポスト・モダンの条件―知・社会・言語ゲーム (叢書言語の政治 (1))』が「正当化のありかた」を論じる趣旨は、以前の私は、「大きな物語/小さな物語」という枠でしか見れなかった。 しかし、「小さな物語しかない」というこの発想じたいが、「物語に頼って正当化する」というスタイルでしかない。 なにか物語に頼るのではなく、「どういう正当化スタイルがとられているか」じたいを、自分たちの経験を素材化しながら検証してみる、そういう正当性の生きなおされ方が必要ではないのか。 それは、商品がそうであるような「アリバイ作り」とは別の社会参加になっている。 自分の社会性を「アリバイ作り」と勘違いする浮足立った作法ではなく、検証の作業そのものとして social action に参加すること*1。 正当性を確保する作法として、「体験を素材化するプロセスを擁護する」というスタイルが、どうしても要る。 社会

    復帰状態の再生産過程 - Freezing Point
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/04/22
    リオタールの読み方は難しい。焦点は問題の提起の仕方(パフォーマンス)だけでなく、現象を記述するだけでなく、自己が変容する過程そのものを記述しながらその記述そのものを点検するしそれを大切にすることかな。
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