豪シドニー南西約150キロに位置するバーゴで煙を上げる大規模な森林火災(2019年12月19日撮影)。(c)Peter PARKS / AFP 【1月7日 AFP】オーストラリアで猛威を振るっている森林火災による煙霧の影響が、1万2000キロ以上離れた南米のチリとアルゼンチンで観測されている。両国の気象当局が6日、明らかにした。 チリ気象庁のパトリシオ・ウラ(Patricio Urra)長官は、明け方の太陽が赤みを帯びて見えており、これはオーストラリアの森林火災で発生した煙霧による影響だとAFPに語った。煙霧は上空6000メートルにまで達しており、今のところ地表が影響を受ける気象条件ではなく、チリ国民に被害を及ぼすことはないという。 一方、アルゼンチンの気象当局は煙霧の衛星画像を公開した。西から東へ移動している前線によって運ばれたと説明している。ただし、目視で確認できる影響は同じく「太陽が