日本教職員組合の教育研究全国集会(教研集会)は4年ぶりに対面での開催となった=26日、札幌市(大森貴弘撮影) 日教組の教研集会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を「汚染水」と記した教材を使い、政府批判を煽(あお)るような授業が報告された。 「汚染水」は実態を無視した誤った用語だ。中国などが日本を批判するためにも用いている。政治的主張を教室に持ち込み、子供たちにおかしなことを教えないでもらいたい。 教研集会は組合教員らの日ごろの授業などの取り組みを報告するもので、札幌市で26日から3日間の日程で開かれた。 神奈川県の中学教員が発表した社会科の実践報告によると、原発事故後の政府対応について「福島県漁連の反対する汚染水の放出を強行」などと批判したプリントを配布し、生徒に原発問題を考えさせていた。 また、処理水放出を巡り日本産水産物を輸入禁止とした中国への批判が生徒から上がると、教員は「