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自衛隊と憲法問題に関するkanoetatsuのブックマーク (10)

  • 【正論】「交戦権」というもう一つの「軛」 麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男

    麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男氏現実との乖離埋められず昭和21年2月3日、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは部下に対し「天皇制存続」「戦争放棄」「封建制廃止」の三原則を記した指針を示し、これに沿った憲法草案を作成するよう命じた。「戦争放棄」については「紛争解決の手段」のみならず「自国の安全保持の手段」としての戦争も放棄し、自国の安全を「世界を動かしつつある崇高な理念にゆだねる」とした。9日間で「マッカーサー草案」が速成され、2月13日に日政府に手交された。天皇制安泰を願うなら、この案を吞(の)む他ないと迫られたという(「戦後日外交史」有斐閣)。 前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」の一文が入り、9条第2項には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」という「軛(くびき)」がはめられた。

    【正論】「交戦権」というもう一つの「軛」 麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
  • 【正論】国民が求める自衛隊の憲法明記 防衛大学校教授・神谷万丈

    神谷万丈・防衛大教授(古厩正樹撮影)世論調査が示すこと憲法9条を改正して自衛隊の存在を明記することには、日国民の支持が定着している。最近の各種世論調査が浮き彫りにしているのは、この重要な事実だ。毎日新聞がこの4月に行った調査では、明記への賛成が55%で反対の31%を大幅に上回った。読売新聞による3月から4月にかけての調査でも、自民党の憲法に「自衛隊の根拠規定を追加する案」への賛成が54%に対し、反対は38%にとどまった。少し遡(さかのぼ)って昨年7月の朝日新聞の調査でも、明記に賛成が51%、反対が33%でこれらとほぼ同じ結果だった。 このように、憲法に自衛隊の存在を書き込むことについては、調査の実施者が異なっても一貫して賛成が過半数を占めている。

    【正論】国民が求める自衛隊の憲法明記 防衛大学校教授・神谷万丈
  • 【安倍晋三と自衛隊】なぜ憲法改正を進めてきたのか 心を強く動かした「憲法違反」の言葉、歯を食いしばってきた自衛官に報いたい一念(1/3ページ)

    街頭などで、「安倍晋三元首相は、米国と一緒に海外戦争をしようとしています!」などという演説が聞こえたことがある。ネット上にも、同様の主張が見られる。 こうした影響なのか、私の周囲にも、安倍氏こそが日の平和を壊そうとしているとか、世の中の悪いことは「アベが背後にいる」などといった風説を信じ切っている人が少なからず存在した。 憲法改正について、「説明が足りない」という人もいるようだが、安倍氏は各所で懇切丁寧に、その理由を話していた。それは、もう数えきれないほど同じ話をしたに違いない。

    【安倍晋三と自衛隊】なぜ憲法改正を進めてきたのか 心を強く動かした「憲法違反」の言葉、歯を食いしばってきた自衛官に報いたい一念(1/3ページ)
  • 【主張】参院選と憲法 「平和守る9条改正」論を

    参院選で各党党首らは憲法改正、とりわけ第9条改正に対する考えをもっと語ってほしい。 衆院では憲法改正に前向きな勢力が3分の2以上を占める。今回の選挙の結果、参院でも改憲勢力が3分の2以上を占めれば、憲法改正が現実の政治日程に上る可能性は十分にある。憲法論議が低調であってはならない。 安全保障が参院選の主な争点となったが、この問題は9条の在り方と密接にかかわっている。 ロシアによるウクライナ侵略や、力を背景とした中国の一方的な現状変更の動き、北朝鮮の核・ミサイル戦力の強化など、日を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。 国民の生命と日の繁栄が脅かされているのだが、9条を金科玉条にしても事態は少しも改善しない。それどころか、9条を旗印にした勢力の無理解や妨げで、自衛隊や日米同盟に基づく抑止力の構築は妨げられてきた。 平和を保ち、国民を守る憲法へ刷新は急務といえる。 世界の民主主義国はそ

    【主張】参院選と憲法 「平和守る9条改正」論を
  • 憲法に自衛隊明記「検討」 公明が参院選公約発表

    公明党は14日、参院選の公約を発表した。自衛隊の憲法への明記について「引き続き検討を進めていく」との表現を盛り込み、「引き続き慎重に議論していく」としていた昨秋の衆院選より踏み込んだ。一方で憲法9条は、「今後とも堅持する」と強調した。 山口那津男代表は14日の記者会見で、公約で掲げた憲法への自衛隊明記について「自衛隊は大部分の国民が容認し、積極的に評価している」と説明した。 衆院選公約にあった「慎重に」という表現を削った理由に関しては「特別な意味はない。基的には同様の考え方だ」と述べた。ただ、党幹部は「前向きになった」と明かす。 ロシアによるウクライナ侵攻以降、憲法改正や安全保障政策に対する関心は高まっており、山口氏は党員との懇談会などでも、憲法や安保に対する姿勢を問われる場面が増えた。 公明は参院選比例代表で800万票の獲得を目標としている。改憲に消極的との印象を持たれれば、保守層や無

    憲法に自衛隊明記「検討」 公明が参院選公約発表
  • 【直球&曲球】葛城奈海 戦力たる自衛隊の憲法明記を

    先週、防衛省のオピニオンリーダーの部隊見学で、横須賀に停泊中の護衛艦「いずも」を訪ねた。 基準排水量1万9950トン、哨戒ヘリコプター7機、輸送・救難ヘリ2機を搭載する海上自衛隊最大の護衛艦だ。全長248メートル、幅38メートルの全通甲板は、とにかく「だだっ広い」。平成25年の進水当初から「空母か否か」の議論もかまびすしかったが、数年ぶりに訪れた「いずも」には大きな変化があった。 昨年10月、米海兵隊所属のF35B2機による発着艦検証が行われたのだ。F35Bは短距離離陸・垂直着陸ができる、いわゆるSTOVL(ストブル)機。そのために飛行甲板に固定翼機誘導の黄色いラインを引き、5つあるスポットのうち第4、5番スポットに耐熱加工を施した。検証は無事終了。事実上「空母」への一歩を踏み出した。自衛隊機による発着艦はまだ行われていないが、関係者は「自衛隊機による訓練も早期に実施したい」と意気込みを語

    【直球&曲球】葛城奈海 戦力たる自衛隊の憲法明記を
  • 【阿比留瑠比の極言御免】自衛隊明記に傾く公明党

    記者会見する公明党の山口代表=24日午前、国会公明党は、憲法9条への自衛隊明記を主張する自民党案に賛成する多数派の世論に押され、じわりとこれまでの消極姿勢からの軌道修正を図っているのではないか-。13日の当欄でこんな見立てを書いたところ、早速19日の衆院憲法審査会で、北側一雄副代表がこう発言する場面があった。 「自衛隊は最大の実力組織だから、それに対する民主的統制を憲法上に書き込んでいく。これは民主主義、国民主権という観点からも非常に憲法価値にふさわしい」 「憲法上のどこに書き込むのがふさわしいか。自衛隊法7条(首相の指揮監督権)を憲法価値に高めていく意味は理解できる。首相や内閣の職務を規定する72条か73条に書き込んでいくことも考えられる」

    【阿比留瑠比の極言御免】自衛隊明記に傾く公明党
  • 【施行から75年 憲法改正を問う】河野克俊元統合幕僚長 自衛隊違憲論も合憲論も破綻

    --自民党は4項目の改憲案の一つに現行の9条の条文を残し、自衛隊を書き加える案を掲げている 「国防を担う組織に違憲論がある国家は正常ではない。まず第一歩として(他党の賛同を得やすい)自衛隊明記を行い、自衛隊は合憲か違憲かという不毛な議論から卒業することには賛成する。ただし、来は9条を改正して国防軍の保持を明記し、自衛隊法を廃止して他国のようにネガティブ・リスト(やってはいけない例外を規定)の国防軍法を制定すべきだ」 --共産党は「自衛隊は違憲だが、急迫不正の主権侵害が起きれば活用する」と主張している 「自衛隊は国民に信頼される組織になり、『軍国主義の集団』などと言われた時代の違憲論に国民は賛同しない。そのことに違憲論者は気付いている。だから『自衛隊は解消すべきだが当面は働いてもらう』という矛盾した話になる。違憲論は破綻している」 --一方で政府は、自衛隊は戦力ではなく「自衛のための必要最

    【施行から75年 憲法改正を問う】河野克俊元統合幕僚長 自衛隊違憲論も合憲論も破綻
  • 【憲法施行75年】岸田首相、自衛隊「違憲論争に終止符」

    岸田文雄首相(自民党総裁)は3日に憲法施行から75年となるのを前に産経新聞の単独インタビューに応じ、改めて憲法改正への意欲を示した上で、9条への自衛隊明記について「自衛隊の違憲論争に終止符を打つため、大変重要な課題であると丁寧に説明を続けていきたい」と述べた。夏の参院選で改憲を党公約の重点項目に掲げる方針で、「選挙での訴えを通じ、党の積極的な姿勢をアピールしたい」と強調した。 自身の党総裁任期中の改憲実現を目指す首相は「改憲は党是だ。憲法は施行から75年が経過し、時代にそぐわず、不足している内容もある。ぜひ改憲したい」と改めて決意を表明した。 党の改憲4項目(9条への自衛隊明記・緊急事態条項・参院選「合区」解消・教育の充実)の一つである自衛隊明記に関しては、新型コロナウイルスへの対応や、ロシアによるウクライナ侵攻で国民の自衛隊に対する期待が高まっている現状を踏まえ、「自衛隊は違憲であるとい

    【憲法施行75年】岸田首相、自衛隊「違憲論争に終止符」
  • 志位氏、自衛隊発言は党方針と一致 「批判は的外れ」

    共産党の志位和夫委員長は10日、東京都内で講演し、有事の際には自衛隊を活用するとの自身の発言は党の方針と一致していると強調した。自衛隊を憲法違反とする共産の立場と矛盾があるとの批判には「全く的外れだ」と反論した。 志位氏は自身の発言に関し、平成12年の党大会で公式に決定し、綱領に書き込んでいると説明。「急に言い出したことではない」と語った。 平和主義を定めた憲法9条をめぐっては「無抵抗主義ではない。個別的自衛権は存在するし、必要に迫られた場合は国の独立と国民の命を守るのは当然だ」と述べ、党の安全保障政策に理解を求めた。

    志位氏、自衛隊発言は党方針と一致 「批判は的外れ」
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