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ブックマーク / blog.tinect.jp (35)

  • 当直明けの日に投資の取引をしてはいけない

    いつもbooks&appsに好き勝手に寄稿させていただいている、精神科医の熊代亨です。 このbooks&apps来、「ビジネスパーソンを励ますwebメディア」なのですね。そこで今日は心を入れ替え、ビジネスなパーソンの参考になるかもしれないことを書かせていただきたいと思います。 とはいえ私に書けるビジネスっぽい話題なんてしょっぱい失敗談ぐらいのものですから、ひとつ、ご笑覧いただければと思います。 私の投資はセンスゼロ→考えないほうがマシ しょっぱい失敗談とは、株式をはじめとする投資についての失敗についてです。 私は20代の頃に見よう見まねで証券会社に口座を解説し、取引なるものをやってきたのですが、いっこうに上手くなる気配がありません。 なにごとも安い時に買い、高い時に売ればうまくいく、それから手堅い投資信託に積み立てておけばうまくいく、そのあたりが原則だと思うのですが、つい、買ってしまっ

    当直明けの日に投資の取引をしてはいけない
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/06/16
    精神科医が売るべきノウハウとは “いつでもどこでも冴えた判断力を駆使できるよう自分自身をメンテナンス” する方法ではないのだろうか?
  • 「失敗するかもしれないから、やらない」という発想自体が、すでに失敗。

    最近、SNSで「生存者バイアス」という言葉をやたらと見かけます。 生存者バイアスだろ https://t.co/PYLeKHa8Nj — 宇宙医ヌ (@QBotud) May 31, 2024 生存者バイアスとは「うまくいった例だけに着目して、失敗に注意を払わないこと」に対して使われる言葉です。 「厳しい環境においたら成長できる」←無数の死体(精神疾患になった人)を無視してるだけの生存バイアスなのだ。 生き残れる人は元々メンタルが強いってだけのオチなのだ。 — 沼ずんだもん (@nuoo15gjwdg) May 17, 2024 確かに、彼らの言う通りです。 ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、成功例しか見ずに一般論を語る人間の傾向を、「自分の見たものがすべて」(WYSIATI)と紹介しています。 限られた手元情報に基づいて結論に飛びつく傾向は、直感思考を理解するうえで非常に

    「失敗するかもしれないから、やらない」という発想自体が、すでに失敗。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/06/05
    とりあえず作って失敗作だったら捨てるという戦略が(極めて)採りずらい以上少子化が進むのは必然といえよう
  • 手取り19万円の栄光の終わりに

    舵のない舟 かくて早くも彼の心は、洗練された隠遁の地、心地よき無人の境、人間的愚かさの絶えざる氾濫を遠く逃れた、びくとも動かぬ、なまぬるい方舟を夢みつつあった。 ユイスマンス『さかしま』 思えばおれの人生というのは舵のない舟に乗って川を流れてきただけだ。みすぼらしい帆や、壊れかけのエンジンはついていたかもしれない。ただ、流れてくるように、流れてきた。 おれは人生に興味がなかった。正確にいえばおれはおれの人生に興味がなかった。明日、どうしよう。五年後、どうしよう。大人になったら、どうしよう。なに一つ向き合ってこなかった。 親だとか誰かだとかにいわれるがままに、適当に流れてきた。意思というものがなかった。 べつに親だとか誰かだとかを信じていていたとか、そんな話もない。自分は確固たる意思をもって、意思を持たずに生きてきた。 人生の岐路に立って自分で道を選んだという覚えもなければ、なにごとかに目覚

    手取り19万円の栄光の終わりに
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/05/30
    異性にモテたいのだったらもっとばりばり働けばよかったのにな
  • 令和の日本社会に嗅覚はそこまで必要ない

    現代社会に必要な素養や能力といって何が思いつくだろうか? 多くの人は、いわゆるコミュニケーション能力や読み書きができる能力、規則正しく出社しコンスタントに労働・学習できる行動プロトコルなどを連想するだろうし、実際、それらは必要である。 では逆に、もともと人間に備わっているけれども現代社会ではあまり必要ない素養や能力にはどんなものがあるだろうか? 突然、においのない世界がやってきた! そういうことをしみじみと考えさせられたのは、コロナ禍に直面した頃のことだ。新型コロナウイルスは、風邪症状や発熱だけでなく、さまざまな随伴症状や後遺症を伴うといわれている。 私の場合、嗅覚をコロナウイルスに持っていかれた。 発熱して間もなく、まったくにおいがわからなくなった。自分の排泄物のにおいもわからないほど嗅覚がだめになったと言えば、想像がつくだろうか。 一般に、嗅覚は味覚と深い関係を持つとされ、少なからぬコ

    令和の日本社会に嗅覚はそこまで必要ない
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/05/20
    “今日では、アドレナリンやコルチゾールがドバドバ出過ぎるのは機能障害とさえみなされかなない。が、" 借金◯氏の著書に解説を寄せていた熊代氏が言うと重みが違う
  • 働いていると本が読めなくなるって、本当?

    前職の時、職場に「を月に10冊以上読むこと」というオキテがあった。 仕事において、読書は必須で、好きも多かった。 私の上司だった人間は、とにかくが好きで、座席の後ろに山のようにを積み上げていたし、空いた時間には座席でよくを読んでいた。 (同僚たちも、職場でけっこうを読んでいた) また、ビジネス書だけではなく、小説やノンフィクションなども、良く読まれていた。 面接で、趣味を聞かれて、「小説が好きです。」と答えた人は、その後大いに面接官とその内容で盛り上がったし、お客さんと共通の愛読書があれば、それだけで仲良くなることができた。 読書に時間を割く人は、知的能力が高いことも多く、特に、優秀な経営者の方で「を読まない」という人は殆どいない。 だから書店で「なぜ働いているとが読めなくなるのか」というタイトルのを見つけた時、面白いな、とおもった。 なぜなら、「忙しい」といってを読ま

    働いていると本が読めなくなるって、本当?
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/05/15
    三宅氏、コンサルの友人とかいなそうだし、炎上した新海本と同様に友達との雑談から生まれた本なのだろうと推測している
  • アジア人が欧米で「空気扱いされる」のはよくある話

    第96回アカデミー賞受賞式において、アジア人に対する差別的な行動があったと多くの批判が集まっている。 1人目は、助演男優賞を受賞したロバート・ダウニーJr.。 前年の受賞者である中国系ベトナム人の米俳優、キー・ホイ・クァン氏が彼にオスカー像を渡す際、目も合わさずに受け取り、ほかの俳優とのみ握手をして受賞スピーチを開始した。 2人目は、主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。 前年の受賞者である中国系マレーシア人のミシェル・ヨーがオスカー像を手渡そうとしたとき、なぜかとなりのジェニファー・ローレンスに近づき、ジェニファーからエマに像を渡したかのようなかたちになった。 その後ヨー自身が、「エマとジェニファーが親友だから、ジェニファーと一緒に像をわたしたかった」という意図を説明している。 ……なんてことがあった。 この出来事をきかっけに「アジア人透明人間現象」、つまりその場にいるのに空気として扱われ

    アジア人が欧米で「空気扱いされる」のはよくある話
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/03/24
    独仏だってNATOじゃ空気だろ
  • 他人に興味がない人は、仕事できないよ、という話を聞かされたことがある。

    昔、「仕事の心得」について、ワークショップをしてくれた先輩がいた。 その最初の問いはこうだった。 『仕事とは何か。』 難しい問いだと思ったが、しばらくして、一人の同僚が言った。 『顧客にサービスを提供することです。』 すると先輩は言った。 『それは現代の「商売」の定義かな。石器時代の共同体には顧客もサービスもなかったが、仕事はあった。』 なるほど、と思った。 確かに仕事とはもうすこし範囲の広いものかもしれない。 もう一人の同僚が、それを受けて口を開いた。 『辞書的に言えば、生きるための作業、というイメージでしょうか。』 先輩は言った。 『悪くないけど、抽象的すぎる。その定義だと、事なども含まれてしまうのでは?』 誰も正解にたどり着けず、先輩は口を開いた。 『仕事とは、課題を解決する行為だよ。これはピーター・ドラッカーの定義だ。なお彼は「労働と仕事は根的に違う」と言っている。どういうこと

    他人に興味がない人は、仕事できないよ、という話を聞かされたことがある。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/02/24
    子育て垢が視野が狭くて仕事ができないのはこれが原因か
  • あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps

    おれの生活 おれは毎晩の事をXにポストするタイプの人間である。Twitterにツイートしてきた人間だといってもいい。 おれには3,600人ほどフォロワーがいるが、毎日おれを観察している人間がいるだろうか?たぶん10人くらいいると思う。その10人は気づいていることと思うが、おれは毎晩ほとんど同じものをべつづける。 貧乏だから野菜がえないとかいうのは毎晩お好み焼きべないやつの戯言にすぎない/関内関外日記 古くは、お好み焼きだった。一家離散して一人暮らしをはじめた。 金がないので自炊する。はじめての自炊生活。なにをべよう。おれはお好み焼きが好きだった。お好み焼きはどうだろう? お好み焼きなら小麦も卵もキャベツも肉もとれるし、栄養的にも悪くないんじゃないのか。なにより、おれはお好み焼きが好きだ。 でも、毎日べると飽きるんじゃないのか? これが、飽きなかった。おれは来る日も来る日もお

    あんなにも感動し、興奮したものが、惰性になってしまった。これは悲しい。 | Books&Apps
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/02/06
    限界効用逓減の法則か
  • 不器用かつ想像力に欠ける者に、事務作業をさせるべきではない

    適材適所の重要性を知った、元旦の夜 新年早々、私は人間の質というか究極の事実を知った。 「そんな大袈裟な!」と一蹴されそうだが、私自身もまさかここまでショックを受けるとは思っておらず、"新たな自分の発見"に心底驚いたのである。 その事実とは、仕事に対するモチベーション・・いや、与えられた作業の向き不向きによって、"作業に従事する者が、想像以上のダメージを負う"ということだった。 結論から述べると、適性のない人間に作業を強制すると、作業効率の低下のみならず、その者の精神を崩壊させかねない。よって、事業主は「(人手不足だから)誰でもいいので雇いたい」などという軽薄な考えを、即刻捨てるべきである。 さもなければ、この世の一定数の人間が精神を病み、辛く苦しい人生を歩まされることとなるからだ。 新年早々、コピー機を操作する 新年の初仕事は、元旦の深夜にコンビニでコピーをとることだった。厳密には「仕

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    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2024/01/19
    電子マネー野郎の効率的なボキアピールが鬱陶しい
  • 「親ガチャ」につける薬はなさそうだ。

    人間は人間を知りすぎてしまった 人間は人間を知りすぎてしまったのだと思う。薬もできていないのに。 人間が人間を知りすぎた。それは主に科学的に知りすぎたということだ。 もちろん、人間は古くから人間を知ろうとしてきた。 遠い天体の動きも知ろうとしたし、目には見えない小さな生物についても知ろうとした。 もちろん、自分自身にもその興味を向けてきただけだ。 骨はどのようにつながっているのか、筋肉はどのようについているのか、内臓はどのような役割を果たしているのか……。 やがて、あるいは最初からかわからないが、とうぜん意識を司っていると考えられる脳についても知るようになる。 あるいは、遺伝というものについて、遺伝というものの子に与える影響まで知るようになる。 もちろん、研究者には、「まだ知っているだなんて言えない」と言われるだろう。 まだまだ天体についても、人体についてもわからないことだらけなのもたしか

    「親ガチャ」につける薬はなさそうだ。
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    kisaragiakagi 2021/10/08
    “人類はたしかに子供を作りつづけてきたのであるが、べつにその「である」から「べき」は導き出せない。”わかる
  • おれはただビール片手に横浜スタジアムでオリンピックを観戦したかっただけなのに

    どうしてこうなった おれはただ、会社帰りにふらりと徒歩五分の横浜スタジアムに立ち寄って、ビール片手に「これがオリンピックいうものか」と思いながら、とくにどちらのチームを応援するわけでもなく「赤勝て、白勝て」言いたかっただけなんじゃ。 というわけで、おれは東京オリンピックのチケットを持っていた。過去形になる。 ちょっとばかりお金をケチって、紙のチケットを選ばなかったものだから、その「もの」すら持っていない。 残っているのは「Tokyo2020」からのお知らせメールのみだ。 東京オリンピックは基無観客が決定した。 抽選、再抽選ということもなく、払い戻しということになった。 無観客が決定したときは、残念という思いではなく、なにか清々した気持ちになったものだった。 が、おれはオリンピックいうものを生で見たかったからチケット購入を申し込んだのだし、見事に当選した。 日程的に日本代表は見られないにせ

    おれはただビール片手に横浜スタジアムでオリンピックを観戦したかっただけなのに
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    kisaragiakagi 2021/07/29
    なんとなくスポーツを見ている人がどういう思いで見るのをやめないのかと疑問に思っていたので聞けてよかった
  • 「自分のような無能は子どもを持つべきではない」という考え方は「世俗のきわみ」。

    ああ、これこれ。反出生主義って世俗からの離脱とうつるかもだけど、正反対に、能力主義や成果主義や自己責任を厳しく内面化した結果として反出生主義ってあるように思うわけです。そういうの珍しくないんじゃないかな。 https://t.co/YOmevsmwf8 — p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) June 3, 2021 6月上旬にtwitterで上掲のようにつぶやいたところ、じわじわと「いいね」と「リツイート」が集まってきた。 このことをとおして、似た風に考えている人が結構いることを私は知った。 なので、このつぶやきに関連して、世俗のきわみのような自称-反出生主義について簡単にまとめてみる。 私にとって反出生主義といえば、輪廻からの離脱 反出生主義という語彙を頻繁に目にするようになったのは令和に入るか入らないかの頃、2010年代の終わり頃からだったと思う。

    「自分のような無能は子どもを持つべきではない」という考え方は「世俗のきわみ」。
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    kisaragiakagi 2021/06/25
    精神科の高須院長か
  • 「高学歴の知識労働者たち」が皆、キャリアと子育ての板挟みに遭ってしまう社会は、おかしい。

    前回は、子育て専業主夫を3年ぐらいやった話を書いた。 諸事情が重なった末の苦肉の策ではあったけれども、結果として、精神科医としても親としても大切な経験が得られて良かったと思う。 これに限らず、医師の世界にはいろいろなキャリアを歩む人がいる。 起業を始める人。農業を始める人。宇宙飛行士を目指す人、等々。 医師は将来性の狭い職業だと思う人もいるかもしれないが、実際にはそうとは限らない。 今日は、そんな「生きたいように生きる医師」の一例を紹介したうえで、いまどきの高学歴社会、ひいてはいまどきの西洋近代社会に文句のひとつでも言ってみようと思う。 「生きたいように生きる医師」の神髄を見た ここで紹介する「生きたいように生きる医師」は、私がキャリアの駆け出しの頃に出会った女性医師のQ先生だ。 Q先生は20代後半の研修医で、優秀でタフな人だった。 ナースの集まりに物怖じすることなく、かといってツンケンす

    「高学歴の知識労働者たち」が皆、キャリアと子育ての板挟みに遭ってしまう社会は、おかしい。
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    kisaragiakagi 2021/04/08
    作らなきゃいいのに
  • 子育てのため、精神科医の仕事を辞めて「専業主夫」になった時の話。

    今までネットに書いたことがありませんでしたが、ある時期、私は仕事を辞めて子育てに専念していました。 そうなる前、私は私なりに子育てについてだいたいの算段をつけていたのですが、ハプニングがいくつも重なってしまいまして。 このままでは一家崩壊になってしまいそうだったので自分が子育ての主役を引き受けようと決意しました。 常勤の精神科医が仕事を抜けると迷惑になるとも思いましたが、状況が状況だけに職場は承諾してくださり、なんとか年度末まで勤めた後、私は子育て専業主夫になりました。 今日はその頃の話をします。 事前の計画 どうせ仕事をやめて子育て専業主夫を始めるなら、これを危機だと思うよりチャンスだと思わなければもったいない。 そのために何が必要なのか? 家族と相談しながらいろいろ考えました。 まずは軍資金。 先立つものとして1000万円を用意しました。 ミリタリー界隈では「戦争は補給で決まる」という

    子育てのため、精神科医の仕事を辞めて「専業主夫」になった時の話。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2021/03/24
    で、いくら残ったのだろう?
  • 人間には「知りたくもないことは、知らないままでいる権利」がある。

    先日ふと、以下の記事を読み返してみた。 「煩わしいものが視界に入らないようにすると快適」と書かれたものだ。 個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。 現代社会では多様性が、なんでこんなにも尊ばれているのだろうか、と。 当に「多様性」は我々に幸福をもたらすのだろうか、と。 残念ながら逆だ。 前述したポール ドーランは「幸福になりたいのなら、自分を幸せにしてくれるものに多くの注意を払え」と指摘する。 人間はひとつの事に注意を向けると、ほかのことに注意をむけられなくなる。 だから、ものすごく嫌いな人の事を考えて過ごせば、あなたはたぶん不快な気持ちになるだろう。 それと比較して、例えば子犬やら子がじゃれてる動画でもみていれば、あなたの意識は”カワイイ”に焦点が定まり、少なくともその瞬間はある種の多幸感が産まれるだろう。 そして、思い出したことがある。 もう20年近

    人間には「知りたくもないことは、知らないままでいる権利」がある。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2021/01/16
    だいたいわかる。多様性とか言い出す輩は参考にならない
  • 書店でちゃんと本が選べない人の「本選びリテラシー」は、どうしたら身につくか。

    以前、私は「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索は難しい という文章を書いたことがありました。 「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。 現状のGoogle検索の正体は、「知識の無い人に知識を授ける」ツールではなく、「知識の豊かな人だけが知識を引き出せて」「知識の乏しい人には質の良くない知識しか与えない」ツールと言っても過言ではありません。 あるいは、知識の豊かな者と乏しい者、リテラシーの豊かな者と乏しい者の格差を拡大再生産するツールになってしまっている、とも言い換えられるかもしれません。 この記事を2020年から振り返ると、「おいおい、Google検索だけに頼って大丈夫か?」などと思ってしまいますが、語彙力や情報リテラシーの高低によって引き出せる情報の質が違うのは、当時も今も変わらないところだと思います。 慣れていない

    書店でちゃんと本が選べない人の「本選びリテラシー」は、どうしたら身につくか。
  • 優しい先輩の「あなたは悪くない、上司が悪い」という話を信じてしまったときの話。

    職場で「優しくしてくれる人」はありがたい存在だ。 しかし、「あなたは悪くない、上司が悪い」という話に甘えてしまうのも、それはそれでまずい。 * 私は新卒で会社に入社した当時、ロクな仕事を回してもらえなかった。 理由は私にあったのだが、「もっとやれる」と思っていたにもかかわらず、現場の仕事がないのだから、悔しいを通り越して、失意の底にいた。 周りから見ても、わかる人にはわかっていただろう。 同期には現場があり、私にはない。 それがすべてだった。 ところが。 そんな私に、一人の先輩が声をかけてきた。 「飲みに行こうよ」と。 すげー優しい先輩だ。 干されている私を慰めても、彼は得することもないだろうに。 そう思った。 「上司が悪い」と言ってくれた先輩 彼の行きつけらしき店に行くと、他にも人がいて、私はその輪に加わった。 最初の話題は、「最近なにやってる」が中心だった。 恥を忍んで、「仕事がない」

    優しい先輩の「あなたは悪くない、上司が悪い」という話を信じてしまったときの話。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2020/12/11
    “当たり前だが「優しい言葉をかけてくれる人々」は、そうしたコストを支払ってくれるわけではない。”わかる
  • 殺伐としたSNSは過疎化し、楽しく緩いゲームコミュニティが世の主役になる。

    昨年は、釣り・登山・自転車など、アウトドアの活動に花が咲いた。今年も継続する予定だった。 ところが今年はどうだろう。 疫病の蔓延で外に出られず、フラストレーションは貯まる。 そんな状況だからだろう、家で楽しめるということで、私に「釣り」を紹介してくれた知人が「フォートナイト」というゲームを教えてくれた。 なんでも、世界で3億アカウントもあるゲームだという。 それはすごい、どんなゲームだ、と思ったが、「オンラインゲームかあ」と思い、しばらく放置していた。 指が動かなかったのだ。 というのも、オンラインゲームは人間関係が煩わしいと思い込んでいたし、実際こんな記事のような事例には事欠かない。(オンラインゲームのチームが、お互いをブロックしあう最悪の結末を迎えて崩壊した話。) また、以前オンラインゲームにドハマリしていた知人が言うには、キレられて5chにアカウントを晒された経験もあるという。 怖

    殺伐としたSNSは過疎化し、楽しく緩いゲームコミュニティが世の主役になる。
  • 「嫌なコンテンツは見ない」心の持ちようは、とても重要だと思った話。

    どうも、しんざきです。 最近kindle端末で子どもたちが漫画を読み漁っていまして、「ゆるキャン△」とか「Dr.Stone」とか「銀の匙」とか「ふらいんぐうぃっち」とか、最初から購入済だったシリーズは最新刊に追いついてしまった、ないし完結してしまったので、次に何を買うか検討中です。 また立川まんがぱーくにでも連れてってあげようかしら。 基漫画に限らず、子どもの読書傾向はあまり恣意的に誘導したくありません。 「好きなを自分自身で見つけ出す」という素敵な体験を、出来ればたくさんして欲しいなーと思っています。 とはいえamazonを使い放題にさせてあげるわけにもなかなかいきません。 「実際にを手にとってあれこれ迷う」という経験をさせてあげにくいという点は、電子書籍の意外なデメリットだなーと思っています。 理想を言えば「山ほどがあって、その中から子どもたちが気になったを見つけてきて勝手

    「嫌なコンテンツは見ない」心の持ちようは、とても重要だと思った話。
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2020/11/13
    御友人からは布教というコトバに酔っている地雷臭を感じる
  • インターネットで身近にひそむ「身バレさせる人」の脅威

    ゲームしてたら人間関係トラブルになって、それを記事にしたら、バズった。 なんとツイッターのトレンド入りを果たし、当サイトがサーバー落ちしたとのこと。 拡散してくださった方々、ありがとうございました。 いやぁ、みんなオンラインゲームのいざこざを経験してるんだねぇ。 うんうん。 それはさておき、来ならライターとして喜ぶべき「バズ(短期間にめっちゃ拡散される現象)」を、素直に喜べないわたしがいた。 なぜならわたしは、身バレに怯えていたからである。 個人情報管理の認識がガバガバなままライターになった もともとわたしは、まわりには言わずこっそりとブログを書いていた。 どこにでもあるふつうの趣味ブログである。 顔写真は適当なイラストアイコン、名前も適当なHN。 しかしいつの間にか読んでいただく回数が増え、気がついたらライターになっていた。 寄稿先メディアから著者プロフィールとしてたびたび顔写真を要求

    インターネットで身近にひそむ「身バレさせる人」の脅威
    kisaragiakagi
    kisaragiakagi 2020/11/05
    個人情報の管理が甘い人に日本ではとかドイツではとか言われたくないんですよ