東京、未来を実験する空間(1) 2007年6月25日 カルチャー コメント: トラックバック (0) Momus 2007年06月25日 筆者の滞在するアパートは、左端のレンガ色の建物。右端のビルが『中銀カプセルタワービル』 Photo: Momus 東京発――この10年間、仕事のため、住むため、そして未来の姿を一目見るために、僕は毎年一回、ここ東京を訪れている。1990年代の初頭にロンドンからやってきた時には、来るべき21世紀の未来図の中を実際に歩いているような感覚を受けた。次第に、僕が東京で垣間見る未来は、ささやかなものの積み重ねという様相を呈してきたが、その感覚は今も変わらない。 例えば、僕は昨年、携帯電話の液晶画面にキスをする男性を見た。この男性は、テレビ電話で恋人と話をしていて、キスをせがまれたようだった。そして今年、東京の人たちはテレビ電話をするだけではなく、携帯電話のくるり
『Wii』崩壊の日は来るか――ゲーマー4類型論で分析(1) 2007年6月25日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) Chris Kohler 2007年06月25日 「『Wii』バブルはそのうち弾ける」 これは、ゲーム・ジャーナリストの第一人者Steve Kent氏が、5月に開催された『Nintendo Media Summit』で、『USAトゥデイ』紙に対して語った言葉だ。Kent氏は偉大な人物で、頭もいい。意見を述べる権利は十分ある。しかし、今回、われわれはKent氏の意見に反対の立場をとっている。 具体的に言おう。私は、Wiiのグラフィック処理能力の低さが、いずれウィークポイントになるとする考え方には一理あると思う。だが、その点だけを取りあげて考えることはできない。Wiiの持つあらゆる利点も考慮に入れて検討すべきだ。 それに、「ゲーマー」はWiiの前世代的技術にいず
新聞に医師手当の削減についての記事が載りました。 「やっぱりこういう日が来たか!あの時に医師の労働組合を作ったのは正解だった!」というのが私の感想です。 (あ、決して私が作った訳ではありません。苦労して作られたのは他の先生方で、私は設立当初から参加させていただいているだけです。) 沖縄県立病院群には、全国でも珍しい「医師による、医師のための労働組合」があるのです。 「医師が労働組合を作って自分たちの利益をはかるなんて、そんなに金が大事か!」 「自分たちの権利ばかり守りたがるような医師にはみてもらいたくない、医師の風上にもおけない!」 ・・・と思いますか? いえいえ、それは完全に、誤解ですよ。 自分の権利や、お金のことばかり考える医師は決して組合など作りません。 これは、断言できます。 自分たちの権利ばかり守りたがるのであれば、医師は労働組合を作ったりせず、他のもっと条件の良い職場に転職しま
本当は更新しているような時間的余裕は無いのですが、「光市母子殺害事件裁判」に対するあまりに目に余る現在の状況について何か書きたくて仕方ないので寝る時間を惜しんで書きますよ! この裁判での弁護団に対する批判は以前からおこっておりましたが、“凶悪犯罪者(であることを疑われている被告)を弁護する弁護人に対する批判”はこの裁判に限らないことなので、あきれながらも特に何か言おうとは思いませんでした。 しかし、弁護団に対する懲戒請求という単なるバッシングとは違う、現実に強く影響力を持つ行為にまで発展したことに、日本が文明国という立場から滑り落ちてしまうのではないかと思ってしまうような危機感を感じました。 まずは弁護団に対する批判の事実誤認の確認から。 弁護団は死刑廃止運動のために裁判を利用しているのか 「弁護団はこの裁判を死刑廃止運動のためのプロパガンダに利用している」という批判があります。 が、この
シリコンバレーに移って約一年という若い友人と話をしていて、ウェブ進化とグローバリゼーションの結果、海外に住んでいても「情報についてはネット」「食材などのリアルな物についてはグローバル物流」のこの十年の異常なまでの発展によって、「海外に住む」ことの敷居がおそろしく低くなっていることを感じた。海外にいても、望めば一日のうちのかなりの時間を母国語で過ごしながら生きていくことが容易になったのだ。これは日本に住むアメリカ人、インドに住むフランス人・・・皆、同じではないかと思う。 たとえば、mixi上のベイエリアのコミュニティの中には5,000人近い人がいる。育児コミュニティもあったりして、日本語で助け合いながら育児をやっている。グルメ好きな日本人たちが集まり、こちらで美味いと評判の店を貸切にしてしまうようなこともけっこうあるという。 僕が初めて一年間サンフランシスコに住んだのは1991年から92年の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く