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2008年5月9日のブックマーク (2件)

  • 『マクルーハンの光景 メディア論がみえる』宮澤淳一(みすず書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 これでもう一度、一からのマクルーハン 息せき切ったダミ声の大阪弁で、政財界への講演が一回で何百万という噂もあった時局コメンテータ竹村健一氏の名も姿も知らない学生たちの前で、マクルーハンのことを喋るのも妙なものだ。マクルーハンは、竹村氏のアンテナがピリピリ敏感だった絶頂期、その『マクルーハンの世界-現代文明の質とその未来像』(講談社、1967)で一挙に有名になり、同じ年の「美術手帖」12月号「マクルーハン理論と現代芸術」特集で、大学闘争がいよいよ爆発寸前という時代の、学とアートとがごっちゃになる創造的混沌の季節の代表的ヒーローとなった。1960年代末にかけての世上あげての「クレイジー・ホット・サマー」の何でもミックス、何でもありの、日と世界の知的状況の中で、マクルーハン・カルトとも「マクルーハン詣で」とも称されたメディア論の元祖を位置付けるチャートの巧さに、宮澤淳一

    『マクルーハンの光景 メディア論がみえる』宮澤淳一(みすず書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 2008-05-06

    先週から4回講義。やっと終わった。この間の日での学会で聞いた内容をいくつか使った。学会もたまにはいいことがある。 以下の論、スケーリングの問題だなと思った。貧困という問題への対応に関する話題である。*1 湯浅誠さんの目的がよく分からない なぜサヨクは駄目なのか?・・・いつものモグラ叩き・・ 目の前の貧困をどうにかしようという立場はまさに目前の問題、景気よくしなければ貧困はなくならない、というのは空間的に広くかつ中期的な話である。医療にたとえれば前者はピンポイントで修復を試みる西洋医学的ミクロな立場、後者は体全体の環境を整えるという東洋医学的マクロな立場だろう。べつに互いを排除しているわけではない。両方行えばそれでいい、と私は思う。東洋医学ファナティックな人間で”西洋医学は無効、エントラッセンは全体性をみていない”とか主張する人もいるけれど(最近ドイツでも多いぞ)、複数の階層で治療を行うと

    2008-05-06