ボトルネックをいかに解消するか いよいよ製品のお披露目である。今年2月「企業の最大の資産はデータであり、その価値を最大化する」との理念を掲げ、データサイエンス専門ベンダーとして起業したデータビークルが最初の製品「DataDiver」を発表した。製品を解説したのは同社取締役 西内啓氏。統計家であり、データサイエンティストの顔もある。 西内啓氏 西内氏は開発の背景から説明した。昨今では「ビッグデータ」という用語は定着したものの企業が持つデータを分析したくても「どうしたらいいかわからない」と戸惑う担当者が多いそうだ。理想と現実の間にギャップがあることも1つの原因となる。理想的には企業内のデータを分析するには、PDCAサイクル同様に企業内のデータから現状の分析、改善、現場へのフィードバック、データ(に反映)を繰り返し回転させていくことになる。 しかし現実はそうならない。サイクルの途中にいるステーク