最近ようやくappleやamazonの努力の成果が実って電子書籍市場が活性化してきたわけですが、これを冷めた目で見れおられる方も多いといえば多いでしょう。インターネットが発展するうえで、ウェブ上の情報コンテンツが紙メディアを淘汰するはずだったのに、結局インターネットを使って紙の上でされていたことのシミュレーションをすることになったわけですから。有料の情報コンテンツにはお金を払えなくても、電子書籍として”本”のフォーマットで売ればお金が落ちるという、寧ろ5年前の人が聞いたら失笑を買うような、事実上の退行です。電子CDといってMP3をバンドルして売りだせばみんな笑うでしょう。 結局革命的なビジネスモデルなんてものはなかったことの証左になってしまったわけですが、どうしてこういう事が起きるかといえば、やはり物書きなり、音楽作品なり、映像作品なり、情報コンテンツというものの限界がボトルネックとなって