1996年夏、深見洋貴の妹・亜季が洋貴の友人である少年Aこと三崎文哉によって殺害された。この事件によって深見家は家庭崩壊し、洋貴は父とともに釣り船屋で働いて過ごしていた。 一方、少年Aの家族は密告者からの嫌がらせをいたるところで受け、そのたびに引っ越しを繰り返していた。父親は子供のために母と離婚し、子供に母親の姓を名乗らせるなどの対応をしていた。 そして、2011年夏。洋貴の前に一人の女性が現れる。その女性こそ、少年Aの妹、双葉だった。双葉のことを知らなかった洋貴は初めその雰囲気から「自殺志願者」と感じ、自分の境遇・殺害された妹のことを話そうとするのだが…。 深見 洋貴〈29〉 演 - 瑛太(少年期:私市夢太) 主人公。親友の少年Aによって殺害された少女の兄。釣り船屋「ふかみ」で父と働いている。 母から妹の世話を頼まれていたが約束を守らなかった結果、妹が殺害されたことに今でも自責の念を持っ