「スパコン開発中止は正しい判断」で書いたように、せっかく時代錯誤の「箱物」科学技術行政にストップがかかったと思ったら、結局スパコン開発予算は40億円の削減でとどめ、しかも他の文科省の予算を50億削って実現するようです(今日現在2009・12・17の情報)。スパコンセンターの巨大建造物のために、貴重な文化予算が減らされてしまうのでしょうか。 日本のスパコン開発は世界の潮流から外れた、ただの古ぼけて見当外れの産業育成策です。蓮舫議員の「1位じゃなきゃだめなんですか?」という質問も「1位の地位持続はせいぜい2-3年」という現実を見ると、実は痛いところを突いていたのに「物を知らない傲慢な態度」と思われたようです。 科学者たちが予算減額に危機感を持つのは理解できますが、スパコン開発の中身に「科学的」にコメントしたものではなく、感情的に反発しただけです(中身を理解すれば、違う反応をしたはずです)。ノー