今回のテーマ:早期警戒衛星。宇宙空間からミサイルの発射を監視するための衛星。広い範囲を見下ろすことができる衛星により、発射された直後に探知できれば、早い段階で警報を出し、迎撃ミサイルなどで迎撃できる可能性が高まるという。 政府は2014年度予算で、「早期警戒衛星」の実用化に不可欠の宇宙用赤外線センサーの開発を開始する方針を固めた。初年度の予算として宇宙航空研究開発機構(JAXA)に4800万円を計上した。 では、早期警戒衛星とはどんなものだろうか。 早期警戒衛星というのは、ミサイルの発射を宇宙空間から監視する衛星だ。ミサイルは発射時の噴射により赤外線を放出する。それを宇宙から赤外線センサーで探知し、発射の時点で「ミサイルが来るぞ」と警報を出す役割を持つ。このような発射の段階でミサイルを捕捉するシステムは、飛んでくるミサイルを途中で迎撃するミサイル防衛構想(MD)には必須だ。 米国は、197
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