香港市民は7日、中国本土への容疑者移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めて、中国本土と隣接する九龍半島で抗議デモを行った。主催側の発表によると、23万人の市民が参加した。市民らは、中国本土からの観光客に改正案に関する現状を訴え、抗議活動への支持を求めた。 今回のデモ行進はインターネット上で、ネットユーザーらによって呼び掛けられた。現地時間7日午後3時半頃、黒いTシャツを着用した市民らは、九龍半島繁華街の尖沙咀(チムサーチョイ)にあるソールズベリー芸術広場から出発し、九龍公園や広東道を経由し、中国本土と結ぶ高速鉄道の香港側の発着駅である西九龍高鉄駅まで、デモを進行した。