オバマ氏の広島演説を批判=カストロ前議長が90歳-キューバ 13日、ハバナで、自身の卒寿を祝う式典に出席したキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(中央)と、弟のラウル・カストロ国家評議会議長(左)、ベネズエラのマドゥロ大統領=キューバのテレビ局の映像より(AFP=時事) 【リオデジャネイロ時事】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は13日、90歳の誕生日を迎えた。5月に広島を訪問した際のオバマ米大統領の演説を批判するコラムを寄稿したほか、卒寿の式典に出席して4カ月ぶりに公の場に姿を見せ、反米主義を掲げる「革命の英雄」の健在ぶりをアピールした。 前議長は13日の共産党機関紙グランマ(電子版)で、広島で行われたオバマ大統領の演説は「何十万人の住民を殺害したことへの謝罪の言葉が欠けていた」と強調。広島と長崎を無作為に選んだ原爆の投下は「犯罪的な攻撃だ」と厳しく指摘した。コラムは