競泳女子で白血病から復帰した池江璃花子(21=ルネサンス)が、ついに東京五輪に登場した。19年2月12日の白血病公表から893日。多くの苦難を乗り越え、16年リオデジャネイロ大会に続く2度目の五輪となった。日本(五十嵐千尋-池江璃花子-酒井夏海-大本里佳)は3分36秒20。日本記録3分36秒17にわずかに0秒03差届かず、全体9位で予選敗退となったが、東京で再び世界へ歩み出した。 ◇ ◇ ◇ 不思議な感覚に包まれた。池江は「リオもそうだったけど、入場した瞬間、『こんなにキラキラした会場は見たことない』と思った」。五輪独特の高揚感を胸に、引き継ぎで復帰後最速の53秒63。「この舞台でまた泳げてうれしい」と口にした。 5月7日、涙ながらに関係者に電話した。SNSで五輪辞退などを要求する声が寄せられた。匿名で、選手に無理を押しつけるような行為に悲しさを感じた。SNSで「とても苦しいで
![池江璃花子「悔しさ8割、楽しさ2割」まだ2種目残す東京五輪 - 競泳 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1d80956ddae3b0e01fdcc2dec3b0fe6d956b086/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkansports.com%2Folympic%2Ftokyo2020%2Fswimming%2Fnews%2Fimg%2F202107240001298-w500_0.jpg)