15th Rock、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)市場を牽引する米国パラドロミクス社に出資同社は総額3,300万ドルの資金調達を実施し、BCIデバイスの臨床試験も開始 Human Augmentationを投資テーマに掲げるベンチャーキャピタルである『15th Rock』は、脳とコンピュータを接続するブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)デバイスを開発する米国パラドロミクス社(Paradromics Inc.)に出資をいたしました。 今回のパラドロミクス社への出資は、Prime Movers Lab社をリード投資家として、Westcott Investment Group社、Dolby Family Ventures社、Green Sands Equity社、Yamauchi-No.10 Family Office、15th Rockを引受先とする、総額3,
映画『In Silico』(2020年、映画サイト)を見た。一般公開はされていないため、権利者と契約を交わして「バーチャル上映会」を実施する形となった。知り合いに紹介したりソーシャルメディア等で募るなどして、数十人の方に視聴いただいた(2022年3月11~12日に実施)。 その後2022年9月にストリーミング配信が始まり、いつでも見られるようになりました! 22歳の映画監督による「10年プロジェクト」 『In Silico』は、全脳のシミュレーションを目指す科学プロジェクトを追ったドキュメンタリー映画。当時22歳だった映画監督Noah Hutton氏が、2010年から10年かけて取材を続け、映画に仕上げた作品である。2021年には、科学系ノンフィクション作品を対象とした映画賞も受賞している*1。 若きHutton氏をこの10年がかりのプロジェクトに駆り立てたのは、2008年のTEDトークだ
ヒトと共生するロボットの開発には、脳や心の理解が重要であると考えられる。神経科学や心理学において脳と心に関するさまざまなモデルが提案され、ロボットの設計思想としても取り入れられてきた。しかし、神経科学や心理学の知見は本当にロボットの開発に役立ってきたのだろうか。そもそも、その知見は信頼できるものだったのだろうか。今回のミーティングでは、代表的な脳と心のモデルを批判的にレビューし、今後のロボット開発の指針となりうるモデルについて議論するための話題を提供したい。
なぜこの本を書いたのか。 それは、「脳や人工知能研究の最先端をぜひ多くの人に知ってもらいたい」と考えたからです。 本のカバー爆発的に進歩する脳と人工知能研究脳と人工知能が融合した分野の進歩は凄まじく、ここ数年でにわかには信じられないような研究成果が続々と報告されています。 いくつかその例を紹介すると、 「その人が頭の中で考えていることを人工知能が90%以上の精度で読み取って翻訳してくれる」 「うつ病患者の脳に”落ち込んでいるパターン”が検出されたら、その瞬間に脳を電気で刺激することで、うつ気分が改善した」 などがあります。 そしてつい最近では、イーロン・マスク率いるNeuralinkという企業が、 「脳に電極を埋め込んだサルが、人工知能の力を借りて念じるだけで卓球ゲームをプレイした」 という、まるでサイエンス・フィクションのような研究成果を報告しました。 このような脳と人工知能分野における
◆異臭が…散歩中にバラバラ死体発見https://youtu.be/rqzs1vPz7Xs◆ネット上に投稿された恐怖映像・未確認生物https://youtu.be/p0Uuy08XW7w◆夫を解体…皮を剥ぎ料理した女https://youtu.be/_Ndr6NZPjt8◆動画内容あと20年以内に不老不死を70...
東京大学大学院 総合文化研究科 生命環境科学特別講義VI:計算論的神経科学 - 講義概要 - 神経科学の歴史 脳が身体を制御していることを最初に実験的に示したのは誰か? 筋肉が電気的に活動することを最初に発見したのは誰か? 神経細胞の形を最初に観察したのは誰か? 神経細胞の活動電位を最初に計測したのは誰か? 大脳皮質が機能分化(部位ごとの異なる機能を担うこと)を示したのは誰か? 大脳視覚野を発見したのは誰か? - 計算論的神経科学の創始者 David Marr - Marrの三レベル:計算理論、表現・アルゴリズム、実装 - Marrの三レベルの例:強化学習と大脳基底核ドーパミン細胞 - 計算理論:割引報酬和 - 表現・アルゴリズム:TD誤差 - 実装:ドーパミン細胞
創刊号 Neuralinkの最新成果が発表間近、なぜ学部卒で直接大学院に進学せず初期研修をされたのですか?、研究に学歴は関係ありますか?、他 // 2021年3月1日 創刊号 // 1. 今週のトピック:Neuralinkの最新成果が発表間近 // 2. 質問コーナー:なぜ学部卒で直接大学院に進学せず、初期研修をされたのですか? // 研究に学歴は関係ありますか? // 大学院に入り研究を始める前にやっておくべきことは何ですか? // 他 こんにちは、東京大学の池谷裕二先生の研究室で脳・人工知能・老化の研究をしている紺野大地と申します。 本日から"BrainTech Review"として月3回、脳や老化・人工知能についての最先端の研究やホットなトピックをお届けしていきます。 140字制限があるTwitterで紹介しきれなかった話題を深堀りしたり、読者の方から寄せられた質問にもお答えしようと
脳の細胞を世界最速の速度で撮影できる装置を完成させ、そこで得た最新の情報をホームページで公開もしている、脳研究者の池谷裕二さん(東京大学大学院教授)。脳研究の最前線をゆく池谷さんに、脳の〝ゆらぎ〟、無意識、直感、ひらめきについて聞く。 身体が心についていくのか?心が身体についていくのか? 池谷裕二さんの話を聞きながら、吉野弘の詩「身も心」を思い出していた。その詩は「身体は心と一緒なので心のゆくところについていく」で始まるのだが、終わりのほうで「心は身体と一緒なので身体のゆくところについていく」と変調するのだ。池谷さんの話はまさに、この詩と符合していた。 多くの人は眠いから寝るんだと思うけれど、普通は逆で、『あっ、もう12時まわってる。明日も仕事だし』と、寝室を暗くして布団にくるまって寝る体勢をつくる。そうすると、後追いで眠気が襲ってくる。眠たいから寝るんじゃなくて、横になるから眠くなるんで
2018年10月発行、『脳と時間:神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎』の訳者、村上郁也氏による「あとがき」の公開です。 『脳と時間』訳者あとがき著:村上郁也 「時間とは何か?」これほど、答えが明らかに感じられながら本当に答えようとするとつかみどころなくぬらぬらと擦り抜けていく問いも、なかなかお目にかかるものではありません。意識とは何か? 自己とは何か? 現世とは? 物質とは? 人類文明の黎明期から現代に至るまで膨大な知的資源が投入されてきてなお完全には解けないこうした問いがあるからこそ、学問とは奥が深いのだと感じられます。解けないから面白い。 時間なんて、アーティスティックスイミングを観戦していて選手間のシンクロが微妙にずれたのに気づいたり、対向車の鳴らすクラクションが何秒続いたかわかったり、床に就いて部屋の電気を消してから何分経過したのか見積もれたり、あの事件が起きた後でこの事件が
(最終更新:2023年5月) こんにちは、東京大学医学部を卒業後、医師かつ脳神経科学の研究をしている紺野大地と申します。 私が脳科学・神経科学に興味を持ったのは2010年頃(大学1,2年生)、真剣に研究を志したのは2016年(初期研修医2年目)のことでした。 本noteでは、過去の私のように「なんとなく脳科学・神経科学に興味がある人」が「しっかり学問として学ぶまで」(そして、その後研究を始めるまで)にどのようなステップを踏めば良いのかについて、当時知っておきたかったなと思う情報をまとめています。 補足1 "脳科学(Brain Science)"は「それまでの神経科学に閉じることのない、広範な人間理解のための科学を創っていこう」という意図で、1997年に理化学研究所の伊藤正男先生により作られた単語・学問分野になります。 補足2 世界的には、"脳科学(Brain Science)"よりも"神経
人間の脳をデジタル化する取り組みが進んでいる。脳の情報がデジタル化できれば、記憶も簡単に複製できるし、クラウド上に脳のバックアップを取っておくこともできる。デジタルアバターに脳の情報を引き継がせ、本人の死後も擬似的にネットワーク上で生き続けることも可能になるだろう。では、脳のデジタル化によって、SF映画などで描かれているように、人間が意識を持ったまま機械の体に乗り換え、永遠に生き続けることも実現できるのだろうか。 デジタル技術が進化した未来の世界を描くSF映画やドラマでは、いつの日かAIに意識が芽生え、人間が駆逐されてしまう社会が描かれることも多い。デジタル技術の進化が人間の存亡を脅かす存在になり、人類の進化を止めてしまうという未来像だ。 その一方で、デジタル技術の進化によって人間が永遠に生き続けるという、人類をさらに進化させる未来像が描かれることも多くなった。最近ドラマ化されたSF小説で
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