再開の図書館 あふれる本の山 休館中の返却や購入図書の増加で容量オーバー、「3密」対策も重なり 2020年6月12日 10:45 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除に伴って、利用再開が始まった各地の図書館では、容量を超えた蔵書が館内にあふれている。各館の本棚は、利用者への貸し出しを見込んだ上で配置されているため、長期の休館中に返却や購入図書の増加だけが続いた状況下では、新たにスペースを設けるなどの対応に迫られた。「3密」の防止策を含め、宣言解除後も経験したことのない業務に追われている。 京都府向日市寺戸町の市図書館では、貸し出しの中止や制限を行っていた休館中も返却は続き、通常の1~2割ほど多くの書籍が集まった。館内の本棚は、利用者への貸し出しを見込んだ上での容量しかなく、すぐに満杯に。新たに長机などを設置し、入りきらない本を並べて対応した。 長期滞在や密集をさけるために