2018年11月12日、天野健太郎さんが急逝されました。このインタビューのときに、「やっと翻訳本仕事が黒字になった」と笑っておられたので、今後はこの勢いで大暴れして、楽しい作品を紹介してくれるものだとばかり思っていました。残念でしかたがありません。インタビューのとき、態度はぶっきらぼうだけど、台湾、とくに日本人の手垢のついていない台湾に対する大変な熱意を感じて、本当に楽しかったのを覚えています。御本人が一番、残念なのではないでしょうか。悲しいです。心よりご冥福をお祈りします。 中華圏の事情を日本に伝えている人の中で、わたしがずっと気になっていたのが翻訳家、天野健太郎さんだった。確か、彼が翻訳した台湾の作家龍應台の作品『台湾海峡一九四九』が出た直後だったと思うが、当時北京で暮らしていたわたしはTwitterで天野さんと言葉を交わすようになり、ときどき新刊が出た後などにメッセージをやりとりして
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