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ブックマーク / www.axis-cafe.net (23)

  • 交付金。 - おおやにき

    民主党は9日、赤字国債の発行を可能にする特例公債法案の成立が遅れていることを踏まえ、予算執行を抑制する姿勢を示すため、20日に支給予定の同党への政党交付金(約41億円)の申請を見送る方針を決めた。(......)申請見送りは、特例公債法案成立に向け、自民、公明両党に圧力をかける狙いがある。安住氏は「(自民、公明両党は)ぜひ賢明な判断をしていただければと思っている」と語った。(Yomiuri Online) 特例公債法抜きでは歳入が足りなくなるのは予算提出当初からわかりきっていた話で、政権与党としてはこの間に何をしてでも成立させておく必要があったし、そういう状況にあることは野党側もわかっている話なので妥協を成立させる余地も十分にあった。にもかかわらず選挙制度改革問題などと絡めることで問題解決をずるずると引き伸ばしたのも与党民主党なら、消費税増税問題で一度は自民・公明と妥協を成立させながら条件

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    mallion 2012/10/26
    『当面の重要課題は民主党政権3年間でボロボロになった統治システムをとにかく復旧すること』『そこに独自主張色の強い憲法改正問題を持ち込み、支持勢力を分断してどうするのか。』
  • 何が起きているのか - おおやにき

    とりあえず通常国会については野田総理に対する問責決議が参議院で可決されどうにもならなくなって閉会という展開になったわけである。それに伴って自動的に廃案となってしまった案件のうち衆議院の選挙制度改革についてはSynodos Journalに見解を明らかにしたところであってまあ世界中から笑いものになるような制度案なので流れてよかったよなと(合憲的に総選挙を行なうことが当面非常に難しくなってしまったという副作用があるわけではあるが)思うところ。この忙しいのに原稿用紙20枚を超えるものを書く破目になったわけで、まあ馬鹿には馬鹿と言わないと気が済まないという私の性癖が悪いわけではあるが、民主党の政治家に対する私の評価がさらに一段下落してもやむを得ないというべきであろう。まだ下がる余地があったのかと聞く人がいるかもしれないが世のなか下には下がいるのであって、少なくとも私は野田総理が今のところ民主党政権

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    mallion 2012/09/25
    おおやさんによる特例公債法案の解説。『そうですか旧帝国大学狙い撃ちですか。』
  • 一事不再議 - おおやにき

    周知のとおり衆議院における菅内閣不信任決議案がすでに否決されているところ、まあその後の展開もあって一事不再議はあくまで慣例に過ぎないので今会期中に再提出することあり得べしと石破茂・自民党政調会長が衆院予算委員会の審議で言い出したり(7/7)、提出されれば衆院が審議しないことは法的にあり得ないと西岡武夫・参院議長が発言したりしている(「西岡参院議長「不信任再提出は可能」」MSN産経ニュース)ようである。いやあの後者についてはあなた公務員給与の削減法案について衆院で可決されても参院では審議しないとか言ってなかったですか(「西岡参院議長、公務員給与削減法案「参院では委員会付託しない」」MSN産経ニュース)とかツッコみたいところもあるのだがまあそれはそれとして、しかしあんまりスジの良い議論ではないなあと思う。 つまり再提出が許されるという根拠は(石破氏・西岡氏それぞれが言及しているものが異なるのだ

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    mallion 2011/07/14
  • 寄付講座(2) - おおやにき

    それにそもそも、「寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる」というのが虚偽に近い。東大の公表している「寄付講座・寄付研究部門設置調」によれば、東京電力が寄付している講座は以下の通り(すべて工学研究科、最後のもののみ生産技術研究所と共同)。 建築環境エネルギー計画学 H21〜23 4000万円 (東電単独) 都市持続再生学 H19〜24 1億5600万円 (東電含む14社) ユビキタスパワーネットワーク寄付講座 H20〜25 1億5000万円 (東電・JR東日・東芝) 核燃料サイクル社会工学 H20〜25 1億5000万円 (東電単独) 低炭素社会実現のためのエネルギー工学(東京電力)寄付研究ユニット H22〜25 1億0500万円 (東電単独) ここに出てくる数字を全部足すと6億とんで100万円になる。なぜ純丘氏が「6億円」と書かなかったかはよく分からないが、実は最後のものは正

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    mallion 2011/04/02
    『端的に言うと東京電力からの寄付が突出しているという現象はまったく認められない。』
  • 寄付講座(1) - おおやにき

    あのねえ、大学がカネもらったら教員がそこに不利なこと言わなくなるんだったら私が朝日新聞の悪口書いて無事でいられるわけないじゃん。名古屋大学は朝日新聞名古屋支社からご支援いただいて「現代環境学/ジャーナリズムから学ぶ」という講義を設置してるんですよ? なにかというと純丘曜彰という人が「東電のカネに汚染した東大に騙されるな!」(INSIGHT NOW!)とか書いている件についてですが。 純丘氏の主張の中心は、(1) 寄付講座だけで、東京電力から東京大学の大学院工学研究科に5億円が流れ込んでいる。(2) これは東大に設置された全86寄付講座でも突出した金額である。(3) ゆえに「東電のカネに汚染した東大に騙されるな!」ということになる。(3)は来「カネに汚染された」になるべきではないかと思われるが、何らかの文飾なのか澄丘氏の能力的問題なのかは詳らかにしない。 念のために言うと、(3)の結論の部

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    mallion 2011/04/02
    『大学がカネもらったら教員がそこに不利なこと言わなくなるんだったら私が朝日新聞の悪口書いて無事でいられるわけないじゃん。』
  • 混乱の先について(2・完) - おおやにき

    しかしそれにしても思うのは、野党の人は口々に小泉改革を批判するが、政権交代の可能性を生み出した・ヨコ交代依存の政治体制そのものが小泉政権の生み出したものなのだな、ということである。当然ながら、小選挙区制下では獲得議席数が大きく変動して政権交代の可能性が生まれるということ自体はそれ以前から理論的に予測されていたわけだが、実際にone issue的な選挙を通じて大議席の獲得が可能であることも、それによって強固な政権基盤を築けばある種「やりたいほうだい」であり、反対者がいようが選挙公約と矛盾していようが次の選挙までは自分の意志が貫けるということも実際にやって見せたのは小泉純一郎だよなと。そして、小泉政治というのがそのように、従来のコンセンサス形成的な政治から為政者のリーダーシップを強く発揮させる、井上達夫の言葉を借りれば批判的民主政的な構想への転換を意味していたのだとすれば、なるほどその物語はそ

  • ステキ地方債(3・完) - おおやにき

    さて第二のコンフリクト対象は、将来世代である。地方自治体からの給付を受けるのは現行世代だが、その財源を地方債増発によってまかなう場合、その負担は将来世代に繰り越されることになる(財政が破綻しない場合はその自治体の将来世代、する場合は国家全体の将来世代ということになろう)。住民税引き下げの恩恵を受けるのもまた現行世代である。従って、住民税を下げ・給付水準を維持ないし引き上げ・財源を地方債でまかなうという選択肢は、将来世代から現行世代に対して所得移転を行うことを意味しているだろう(再度念のために書くが、住民税を下げ・給付水準を引き下げ・地方債は追加発行しないという選択肢もありえ、この場合は現行・将来の世代間に関する限り中立ということになろう)。 そして問題は、当然のことではあるが、現在の政治家の支持基盤となり、あるいは次回選挙における有権者として政治家の当落を決定することができるのは現行世代に

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    mallion 2009/06/16
    『財政の民主的統制は可能か」というテーマの報告をしていただいて検討したことがあるのだが、結論的にはまあだめぽということであって、どうしたものかとは(前回の話同様)思っているわけである。』
  • 雑感 - おおやにき

    直前に呼び出されて企画書を3書くことになった結果として今年のゴールデンウィークも当然のようにまた存在しませんでしたが、何か(挨拶)。しかも何一つ自分のためでないという。ようやく3目の第一次案までまとめたけど、これもあと私が作業しないといけないんだよなあ...... とか煮えていたあいだに民主党の小沢代表が辞任していて驚く。その晩のNHKで山岡国会対策委員長が《民主党は自由闊達》とか言っていて「ああ朝鮮民主主義人民共和国みたいなものかなあ」と思ったんだけど(いやほらなにせ疲れてるから)、正直いさぎよさを演出するには遅すぎるし、正当性をあくまで主張するなら早すぎる。結局「投げだし」じゃないの、人様のことは声高に批判したくせにねえとは思う。まあ昔からいろいろ投げ出してる人だから、今更驚く人も悪いよね。 それで後任に選出されたのが鳩山前幹事長で、選出直後の会見から早速《小沢前代表が摘発されたの

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    mallion 2009/05/23
    『いやだから鳩山さんと岡田さんのどちらがいいかとかどちらだと勝てるかとかいう問題じゃなくていかんだろうこういう人を人前に出しちゃ』 同意。
  • 東京法哲学研究会 - おおやにき

    というわけでたまには会員としての責任を果たすべく発表してみるわけだが、ここを読んでいる方々はお気づきの通り私あちらこちらに呼んでいただいてはお話ししているので正直タネ切れ気味であり、もう一人の報告者であるY村君がむつかしいことを喋ることが容易に予測できたこともあっておおざっぱに肌理の大きな話をすることにする。で、「法整備支援は何が面白いか:法哲学の観点から」。 まあその、最近学会の途中からいなくなってカンボジア出張とか正直法哲学会には不義理が続いているので、なんでそんなことになっているかという釈明も兼ねたわけであります。内容は、法整備支援の現状がどうなっているかということと、その理論的なバックグラウンドが実は貧弱であること(たとえばそこで頻発されている「法の支配」という言葉が何を意味しているのかさえ十分に共有されたイメージがないこと)、実はそのあたりって法哲学とか法社会学とか、つまり一国の

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    mallion 2009/03/31
    『私らのご先祖は戦後の焼け跡から現在の社会を蘇らせたわけで、それに比べりゃあなんてことはあるまいよ。』
  • 陰謀論 - おおやにき

    湾岸戦争アメリカの陰謀だと主張していた人に「でもきちんとした根拠が示せなければその主張自体が陰謀になっちゃうんじゃないですか?」と聞いたら「それは違う」と断言されたのだが何がどう違うのか最後まで説明してくれなかった件について(挨拶)。一応世間では哲学者として名の通っている人だったんだけどなあ......分析的思考はできない人だったけど(*1)。そんなことをふと思い出した。 さてその、民主党の小沢党首の公設秘書・会計責任者が逮捕されたという件についてなのであるが、事件自体がどの程度の広がりを持っているのかとか、どの程度の証拠・証言が揃っているのかといったような問題については今後の展開を待つしかないと思う。ただ、この時点で陰謀論を唱えるダメな人は洗い出されたのかなという感じ。 今のところは単に「逮捕」という事実があるだけでその背景情報はほとんど出てきていない。相手の手札がさっぱりわからない段

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    mallion 2009/03/05
    『「自民党の陰謀」という話にしてしまえば、黒幕扱いされた自民党だけでなく道具扱いされた検察(とその独立性・中立性を信じている人たち)まで敵に回して戦うことになってしまうわけで、どれだけ発言の訓練が』
  • 話す。 - おおやにき

    え〜そろそろ書店店頭に並んでますかね。東浩紀・大屋雄裕・笠井潔・北田暁大「[座談会] 再帰的公共性と動物的公共性」東・北田編『思想地図』 vol. 2 (特集・胎動するインフラ・コミュニケーション)、NHK出版、2008.12、pp. 377-415. なお参加者名は五十音順。 というわけでいつぞやの楽しくお話をさせていただいた記録が掲載されました。内容的にはアーキテクチャと自由の関係とか、国家・社会システムの変容とかまあそういういつもと似たような話をしているんじゃないかな。ごく簡単に要約してしまうとそういう技術やアーキテクチャの活用に積極的な東先生、革命と自由の可能性を求めて反対する笠井先生、中間で活用の限界を見定めようとする北田先生と私みたいな感じでしょうか。いやなんか当初はこの座談会も第一特集の「ジェネレーション」の一部だったみたいなんですが、蓋を開けてみると笠井先生と私という年齢で

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    mallion 2009/01/10
    『笠井先生と私という年齢ではもっとも離れた二人には実のところあまり主張の差がないというのが見所ではないでしょうか。』
  • 新聞の評価 - おおやにき

    ワシントンでの首相会見でこんな発言があった。英語の質問に日語で答えた後、英語で「正しく訳されてたらいいけど。ゆがめて訳してない? OK?」。受け狙いなのだろうが、アソイズムで一番苦労しているはずの通訳の人に申し訳ない。 日語が「ヒラリー」と呼び捨てでも「ヒラリー・クリントン上院議員」と訳し「新聞のうわさくらいあてにならないものはないでしょう。こういう人たち(日の記者?)が作っている話ですから」はあえて訳さないでくれるプロなのに。あのまんまきっちり外国語にしてたら、どうなります? (「発信箱:ブッシズムとアソイズム」毎日jp) いや麻生総理に対する評価は外国でも国によって・メディアによっていろいろあるだろうと思うけど、日に詳しければ詳しいほど記者クラブと再販制度に守られた「大衆紙」レベルの日の新聞をジャーナリズムの仲間には入れないんじゃないかね。ちなみに「国境なき記者団」(Repo

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    mallion 2008/12/01
    『日本のマスメディアはニュースの敵だと、まあそういう認識も世界の側にはある。』 
  • バーの値段 - おおやにき

    ん〜私も安月給の国立大学教員ですがホテルのバーで酒を飲むくらいのことはするな、主に海外ですが。何かというと恒例のぶら下がり取材で連日高級店に行っていると総理を批判した記者に対して「ホテルのバーは安全で安いとこだ」(MSN産経ニュース)と反論したという話ですが、これは麻生総理が言っていることが正しくて、まず絶対的な金額の話としてそう高いわけではないし、商品に対する対価としては高くない。当然その「商品」とは単なる酒のことではなく、雰囲気とかセキュリティが含まれるわけだけどね。というかそれが最大でしょと。 だから海外だと私でもホテルのバーに行くわけで、というのは第一に私がしょっちゅう行くような途上国で遅い時間まで安全に酒が飲めて帰りの足に不自由しないところが他にどのくらいあるのかという話。第二に、他にあるとしてそういう店を探したり当に安全かどうか判断するためにはどの程度のコストが必要で、それを

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    mallion 2008/10/28
    『かと思うと小沢代表は』『仮に本当だとすれば60過ぎて心臓病の前歴のある人間が何食ってんだ』  (笑)
  • ノーベル賞受賞者 - おおやにき

    なにやら新たにたんまり出たそうでめでたいことだろうと思うわけであるが自分がそのうち3人ばかり集めた場所で喋らされる破目になるとまた話は別であったりするわけで(挨拶)。 その話は後述するが、物理学賞と化学賞で「日人」受賞者4人、そのうち名古屋大学関係者が3人含まれているというので若干お祭り気味である。物理学賞の小林・益川両先生は学部・大学院を経て名大の博士号取得、下村先生も名大で研究生・博士号取得のうえ助教授としてもお勤めであったので、まあ現在アメリカ国籍であるところの南部先生が「日人」なら3先生とも「名大出身」と言って差し支えなかろう。野依先生に続く偉大なる成果とまあ、そんな感じである。 しかしその、裏を返すとその誰も名古屋大学には残らなかったんですねと、そういう話でもある。全体を見ても4人のうちお二人は日をすでに離れ、南部先生は国籍を移されている。日の文教政策全体にせよ名古屋大学

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    mallion 2008/10/18
    『ノーベル賞学者は怖いんですよあの人たちもう怖いものないから。』
  • スカイ・クロラ見ちゃったよ - おおやにき

    そう、「ようやく」なんだすまない(挨拶)。しかも鑑賞券を(友人から)頂いておいてこのざまなわけですが、そんだけ忙しかったんだってば。 全体的な印象としては、 変な格好の飛行機が飛び回るシーンが見たい人にとてもおすすめ。 空中戦の描写はすばらしいと思います。 またヨーロッパに行きたくなったなあ。 という感じでしょうか。第二点について補足すると私は三次元の空間把握能力が弱い人なので(それで数IIの立体図形の問題は片っ端からベクトルで解いていたわけですが)失速したり上下がひっくり返ったりするシーンでは寒気がしました。私は地を這う獣でいいです。第三点は夜の街角の描写で、自然の風景はロケハンしたアイルランドあたりが中心だと思うので私の個人的経験には響くところがない。街の描写はポーランドだと思いますが、ハンガリーでやはり夜の暗い街を歩いたときのことを思い出しました。まあ映画のようなロマンチックな話は何

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    mallion 2008/09/14
    『失速したり上下がひっくり返ったりするシーンでは寒気がしました。私は地を這う獣でいいです。』 
  • ゆとり世代? - おおやにき

    ようやく1年生向け科目の採点が終わったわけだがどうなのかいろいろと(挨拶)。念のために言っておくと以下はあくまである大学で特定の教員がたまたま経験した内容であってそれ以上の一般化をするつもりはないしその材料になるとも思わないが、しかしその何と言うかこう。 まず前提として、私の行なう試験は原則として持込可である。まあいい加減大学なので暗記力ではなく理解力や表現力を問おうとしているわけであるが、試験の秩序を維持し公正を担保するために「外部との連絡手段、生物、音響を発しまたは動作に外部電源を必要とする機器」の持ち込みは禁止している。だからまあ、音を消したノートパソコンは持込可だし、実際に利用した学生もいるわけで、そういうのは別に構わないと思っているわけだがい物を持ち込まれたのは初めてだぞこのヤロウ。 従来から飲み物を持ち込む学生は年に数人単位でおり、別に周囲に迷惑もかかるまいから止めるまでもな

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    mallion 2008/08/28
    『食い物を持ち込まれたのは初めてだぞこのヤロウ』 えええー 『ブルドーザの持ち込みが明示的に禁止できていない』
  • 幻想の共同体 - おおやにき

    実家に寄ったので読売を読んでいたら、秋葉原の連続殺傷事件は人を取り替えのきく部品のように扱う現代社会の帰結で犯人を暖かく包む伝統社会とか共同体とかがあれば起きなかったのではとか書いている人がいてええと津山三十人殺しってどういう時代に起きたんだっけ(挨拶)。世話好きおばさんがいたら非モテでもお嫁さんとか来てくれて幸せになれたのではとかいう趣旨のことが書いてあったような気がするんだけど、匿名性が高くて属性を隠蔽できるネット上の掲示板ですら「こいつなんかヘン」だと気付かれちゃうような人間の居場所が閉鎖的で固定的な共同体にあるわけないじゃん。村中から後ろ指差されて違う形で暴発してただけなんじゃないの、とは思うところ。 というか現代社会が行為や所属の領域を分断することによって「ちょっとヘン」な人がそのヘンさを日常とは違うところで表現したり発散したり、とにかく周囲の社会には気付かれずに平穏無事に生きて

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    mallion 2008/07/18
    『敗北を受け入れて自意識を再構成していくのではなく、肥大した自意識を維持するために現実認識を歪めるという安易な道を選ぶ人間が一定程度はいる』『「自信満々度」では本当に勝ち残った人と区別が付かな』い
  • on rehabilitability - おおやにき

    確か落語だったと思うのだが、「一つ目の珍しい人間がいる」と聞き込んだ興業師が捕まえて見せ物にしようとその村に忍び込んで捕まり、村人は全員が一つ目だったので「二つ目の珍しい人間がいる」といって見せ物にされてしまうというのがあった。Apeman氏の新しいエントリを読んで思い出したのは、そういう話。 第一に誤字が問題になるのはそれが誤字であるとわかる人々を対象にしている場合であって、そうでない生活環境とか知識水準の人々を動員しようとしているなら政治的には別に差し支えないわけである。というかむしろ広く一般大衆に話すときに「病膏肓に入る」を「こうこう」と読んだり「遺言」を「いごん」と発音したりすると「え~字も読めないんだプギャー」とか言われてしまう可能性があり、こういうトラブルを避けるためには専門的に権威づけられた知とかそれと同一化している自己の知識水準とかを棚上げして語りかける対象の心性を想像し、

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    mallion 2008/07/09
    『BLは裂けないんだよ? ((C)小島アジコ)』 となりの801ちゃん読んでらっしゃるのですか(笑) と本題でないところに反応してみる。病膏肓は「やまいこうこう」じゃないんだ?
  • フォロー特集 - おおやにき

    朝起きたらテレビで「モンゴルに非常事態宣言」というニュースをやっていたので電車に乗り遅れました(挨拶)。いや講義には間に合いましたが。幸い日教育研究センターの教員については無事が確認されましたが、このニュースにシリアスな利害関係のある人日にどのくらいいるのかなあ。いまは観光シーズンだから結構いるかな? え〜コメント欄でもお知らせいただいたこのニュース......「防衛省宿舎でビラ配り逮捕 邸宅侵入容疑の男」(MSN産経ニュース)。「「早急に核武装しよう」などと書いたビラを郵便受けに」入れたそうですが、ええっと、いやいや何ごとかを決めつけるのは早いですよ国防の対米依存と軍事同盟政策をよしとせずに自主防衛の必要性を唱える左翼かもしれないじゃないですか。 まあこの点に関してはですね、仮に警察と右翼団体の癒着なり相互依存関係なりがあったとしてもそれは組織化され「馴致」された右翼団体だけが対象

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    mallion 2008/07/03
    『ソ連の存在さえリアルな記憶のない今の学部学生たちにわかるはずがないと思うわけですよ。そんなもんを教養棟の掲示板に貼ってどうする。』 あるある(笑)。
  • on claimability - おおやにき

    すいません、テキトーなこと書きました(挨拶)。いやよく考えたらNHK事件に関する判断の根拠は放送法3条に定められた編集の自由であり、同3条の2にある公正中立義務などを守るために被取材者の期待に応えられない可能性があることを被取材者も当然に知っている[はず|べき]であるというのが論拠の一つであるところ、同法はもちろん映画には適用されないので『靖国』事例においては被取材者の期待をより強く保護すべきという主張はあり得るのでした。もちろん根的なのは放送にせよ映画にせよ表現の自由との対立であって、被取材者には取材に応じるかどうかの選択の自由がある以上その期待を過剰に保護すべきでないという考え方のスジは共通であり、私自身は映画についても最高裁判決の論旨でいいのかなあと思うところではあるが、保護可能性の主張を全面的に排斥した点は誤りであったかと思う。でもApeman氏がツッコむのはそこじゃないのね。

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    mallion 2008/06/27
    『他方で自分とは異なるが合理的な判断というものがあり得ると考えないので思考が一面的で偏狭になったり、暴走を止めることができなくなったりする。』