socialsystemstheory
twitterにて、[ルーマンとあわせて]「フッサール-デリダの系譜とか,パーソンズとか勉強するべきですかね?」との問いに接する(■ ■)。 私の回答(要旨)は、 個別の論者を さておいて、まずは、構造主義-と-サイバネティクス* を中心とする 大まかな20世紀の思想地図を持っておくのがよいのではないか というもの。 それで、地図をつくるのに100冊推薦してもしかたないので、冊数を極力押さえて二冊。「構造主義」と「サイバネティクス」について一冊ずつピックアップするなら、こんなのがありますよ、と: ヤーコブソン―現象学的構造主義 作者: エルマー・ホーレンシュタイン,川本茂雄,千葉文夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 2003/06メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (5件) を見る ISBN:B000J7FVIK サイバネティクス学者たち―アメリカ戦後科学の出発
──────────────────────── 文庫増補版へのあとがき ──────────────────────── 【再び本書成立の経緯へ】 ■単行本へのあとがきで、本書が成立する1993年までの事情を紹介した。だが、今回、文庫増補版へのまえがきで記した通り、私が修士論文を提出した1982年から1993年までの11年間に比べると、1993年から今年(2007年)までの14年間の方が遥かに長い年月だ。 ■ここでは単行本版上梓後の社会的変化を踏まえて、改めて本書成立事情を再帰的に記そうと思う。再帰性(reflexivity)概念には、社会学に限定すれば、社会システムに準拠したルーマン的用法と、人格システムに準拠したギデンズ的用法とがある。説明しておこう。 ■ルーマンの用法は、ベイトソン(Gregory Bateson)経由で数学概念を転用したもので、学習についての学習に見られるような「
斎藤環の話題が無理やりでも出せてたまきん萌えにとってはそれだけで満足のレポートの一部を抜粋。 それにしてもここで引用したインターコミュニケーションの連載は本にまとまったりしないのかなぁ。かなり面白かったんだけど。精神分析的ブログ論みたいなのとか。 ■ゲームの不可能性について - 「共生する主体・紛争する主体」レポ ゲーム理論の視点を用いた駆け引き、一種のコミュニケーションの分析手法が紹介された。 お互いに非協力的なゲームを想定した場合(世界の解釈は共通知識と仮定する)、各プレーヤーはお互いに自分の利益を追求しようとする。しかし、それはお互いにとって最悪な結果しか残さないことがあるということが、単純な2×2のマトリックスを用いて示された。 だが、現実にはそのようなことが頻繁に起こっているわけではない。 むしろ、逆に現実ではお互いにとってプラスになるような結果へと向かうような選択をしている。
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