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3段階に関するmassunnkのブックマーク (4)

  • 武谷三段階論における「本質」 - 数学屋のメガネ

    武谷三男さんの三段階論を辞書で引くと「科学的認識は「現象論・実体論・質論」の三段階を経ながら発展するとしたもの」という説明があった。ここに書かれている「質論」の「質」とはいったいどのようなものを指すのだろうか。それは、「現象」や「実体」とどのように違うのか。この「質」はやはり関係として捉えられるものなのだろうか。 武谷さんの三段階論は『弁証法の諸問題』というに納められた「ニュートン力学の形成について」という文章の中で語られている。まとめてみると次のようになるだろうか。 現象論的段階 第一段階:現象の記述(実験結果の記述) 「この段階は現象をもっと深く他の事実と媒介することによって説明するのではなく、ただ現象の知識を集める段階である。」……個別的判断、個別的な事実の記述 実体論的段階 第二段階:現象が起こるべき実体的な構造を知る。この構造の知識によって現象の記述が整理されて法則性を

    武谷三段階論における「本質」 - 数学屋のメガネ
    massunnk
    massunnk 2007/09/14
    現象論:ティコ・ブラーエ/実体論:ケプラー/本質論的段階:ニュートン「現象論的認識が不十分であるときは、それを徹底するまでそこにとどまっていなければ、次の実体論的段階には行けないのである」
  • 武谷三段階論と脚気の歴史

    板倉聖宣 1.武谷三段階論とは 2.現象論的認識と感性的認識の違い 3.質論的法則というもの 4.質論的法則にいたる過程が大事 5.現象論的段階の認識の重要性 6.日特有の脚気という病気 7.脚気に悩まされた将軍と天皇 8.漢洋の脚気相撲 9.優等生・森鴎外と軍隊における脚気 10.方針を変更した堀内利国 11.細菌説を批判した北里柴三郎 12.西洋医に抵抗した明治天皇 13.「戦時脚気」とは? 14.陸軍臨時脚気病調査会 15.伝染病研究所と東大医学部 16.科学における党派性 17.何十万人もの脚気患者を製造した森鴎外の科学論 1987年早稲田祭にて講演 テープ提供:直井保雄 編集責任:いとう まもる 1.武谷三段階論とは 板倉でございます。私はもともとが科学の歴史の専門家でございます。 現在は科学の教育を中心とした教育全般の改革の研究をしております。私 の大学から大学院の学生時

  • 現実に存在する実体と実体論的段階で対象にしている実体 - 数学屋のメガネ

    関さんから「モデル理論としての経済学の法則性」のコメント欄に、たいへん興味深いコメントをもらった。このコメントに答えるには、コメント欄の短い文章では真意が伝わらないのではないかと思い、改めて考えをまとめてみようと思う。 それは三段階論の実体論的段階をどう捉えるかという問題であり、ある命題の真理性と、その命題を真理だと認識する人間の理解の違いを考える問題ではないかと感じている。エンゲルスの言葉だったか、「最初の素朴な見方は真理に近い」というようなものがあったように記憶している。最初の素朴な見方というのは、まさに現象論的段階における法則性の認識に相当するものだと考えられるだろう。 エンゲルスは、摩擦が熱に変わるという現象を取り上げて、この素朴な認識が「運動エネルギーが熱エネルギーに変換される」という真理に近いものとして考えられるということを語っていた。物をこすり合わせるとそれが熱くなるというの

    現実に存在する実体と実体論的段階で対象にしている実体 - 数学屋のメガネ
  • 科学における武谷三段階論と機能主義 - 数学屋のメガネ

    三浦つとむさんが高く評価していた人に物理学者の武谷三男さんがいる。特に高く評価していたのは三段階論という、科学理論の発展の論理を抽象したもので、『弁証法の諸問題』という著書の中の「ニュートン力学の形成について」という論文で語られていた。 科学というのは、現実の法則性を捉えた理論である。自然を対象にした自然科学がもっとも早く発達し、その理論によって自然の現象的側面を正確に予測することが出来るようになった。現実の存在がどのようになっているかは科学でなくても語ることが出来る。哲学などは、現実存在に対して論理的に考察したものとしては科学よりも早く発生した。しかし哲学は、現実を事後的に解釈することがもっぱらで、未来に対する有効性という点では科学のほうがずっと大きなものを持っている。 科学の有効性というのは、板倉聖宣さんが主張する「仮説実験の論理」がそれを保証するものとなっているように僕は考えている。

    科学における武谷三段階論と機能主義 - 数学屋のメガネ
    massunnk
    massunnk 2007/07/03
    現象論的段階:ティコ:観察結果を集積する/実体論的段階:ケプラー:実体が従う法則性を求める/本質論敵段階:ニュートン:一般的・抽象的に質量をもつ物質の運動として記述する
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