ネガティブよりはポジティブな方がいい。我々は無意識のうちにそう考えがちだが、実は根暗で消極的な性格の人の方が、健康で長生きすることが明らかになった。 米心理学協会によると、4万人を対象におこなった調査の結果、将来に対して“過剰に楽観的”な人は、悲観的な人と比べてケガや病気により障害を負ったり、さらには死に至るリスクが非常に高いことがわかったそう。調査では、被験者を年齢別に3つのグループ(18~39歳、40~64歳、65歳以上)に分け、「今の生活にどれくらい満足しているか」「5年後の自分はどれくらい満足していると思うか」という質問に答えるアンケートを、5年ごとに10年間受けてもらった。その結果、65歳以上の人で将来を楽観視していた人はわずか32%しかいなかったが、それらの人々が10年後に障害を患う確率は、悲観的・現実的な人に比べて9.5%、死亡するリスクは10%も高かったとか。これは、ネガテ