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ブックマーク / www.msz.co.jp (5)

  • 権力の病理 誰が行使し誰が苦しむのか | 医療・人権・貧困 | みすず書房

    世界の最貧困層と超富裕層のグロテスクな格差が最も深刻なのは医療の分野だ。安価な薬が手に入らず失われる膨大な命がある一方、医療技術の最先端は日々更新される。さらに医療「倫理」学の主な関心は、そのような高度医療の是非の問題であって、多くのアフリカの子どもが、下痢性疾患によって5歳以前に死亡することではない。 ポール・ファーマーは30年以上にわたって貧困国で無償医療活動を行ってきた医師であり人類学者である。その活動は世界保健機関(WHO)のエイズ治療計画のベースにもなった。書でファーマーは、偉大な豊かさの時代においても最も基的な権利(生きるための権利)が無残に蹂躙されていることを、多くの例証によって示している。権利侵害は「権力の病理」の現れであり、それに苦しむ者と免れる者を決める社会的条件と密接に結びついている。しかし社会的条件が差別的に及ぼす悲惨な影響には人為が働いている以上、これは人間社

    権力の病理 誰が行使し誰が苦しむのか | 医療・人権・貧困 | みすず書房
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    massunnk 2012/05/10
  • 数学の問題の発見的解き方 1:みすず書房

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    massunnk 2012/04/20
  • ドビュッシーをめぐる変奏 | 印象主義から遠く離れて | みすず書房

    1965年愛媛県生まれ。国立音楽大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。ニース大学DEA取得。パリ第一大学博士課程に留学。お茶の女子大学論文博士。博士学位論文「ピエール・ブーレーズの初期論考における音楽思考——言語/詩学の観点から」(2000)。その他論文「ピエール・ブーレーズによる言語としてのセリー主義の確立」(2001)、「ピエール・ブーレーズのセリー主義理論における“構造”の概念とその知覚の問題」(2003)。 『ドビュッシーをめぐる変奏』は、ドビュッシーの書簡、彼自身が書いた音楽批評、当時の新聞や雑誌などはもちろんのこと、同時代の美術界、文学界、演劇界の状況も視野に入れて、この作曲家の実像に迫る試みです。それはまた、ドビュッシーを革新的な音楽を生み出した孤高の作曲家としてではなく、彼が生きた時代の中に置き直して捉える正統な研究でもあります。結果として

    ドビュッシーをめぐる変奏 | 印象主義から遠く離れて | みすず書房
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    massunnk 2012/02/24
    「彼は音の世界を、多くの地区がいまだ探検されず白地のまま残っている一枚の地図のようなものと考えていた。」
  • 國分功一郎『スピノザの方法』 | トピックス : みすず書房

    ◆著者からのメッセージ◆ ベルクソンはこんなことを言っています。哲学者の書物を何度も読み、その思想に慣れ親しんでいくと、何か単純なもの、あまりに単純で哲学者自身が言い当てられなかった何かに出会う、と(『哲学的直観』)。哲学者の書物は難解で抽象的な概念に覆われています。しかし、それはこの単純なものを表現するための手段であり、それに到達するためにこそ哲学者は抽象的な概念を駆使してものを書き続けるのです。この単純なもののことをベルクソンは「直観」と呼んでいます。 では、この直観はいかなるものでしょうか? ベルクソンはこう言います。哲学者人でも表現しきれなかったこの直観をわれわれ読者が表現できるはずがない。しかし、私たちにも捉えることができるものがある。それはこの直観と抽象概念との間にあるイメージである……。後にジル・ドゥルーズはこのイメージを「思考のイメージ」と呼び、いかなる哲学的理論もなんら

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    massunnk 2011/01/27
    「デカルトは説得を求める哲学を構想しました。…それに対しスピノザは、説得の要請こそがデカルトの哲学を歪めてしまっていると考え、説得を求めない哲学を構想したのです。」
  • 数学は最善世界の夢を見るか? | 最小作用の原理から最適化理論へ | みすず書房

    光はどのようにして自らの行くべき最善の道筋を知るのだろう? 最小作用の原理を発見したモーペルテュイは、それを「神の叡智」によると信じた。ライプニッツの「可能世界」の概念とも結びつき18世紀に自然哲学上の議論を呼んだこの原理は、解析力学が成熟するにつれ、形而上学的意味を失っていく……。書は、最も合理的な解の解法をめぐる400年の物語だ。 オイラー、ハミルトンらによる解析力学の数学的発展、「力学を幾何学の領域へ連れて行った」ポアンカレ。数学によって世界の新たな見方を切り拓いた天才たちの離れ業には、魅了されずにいられない。著者はビリヤード球の運動を例に、可積分系から非可積分系への移行、計算から幾何への移行やカオスをわかりやすく描出している。 さらに同じビリヤードを使ってグロモフの「古典力学の不確定性原理」が解説されるのも、偉大なパズルが解けていくような驚きと痛快さがある。力のある読者はぜひ、ガ

    数学は最善世界の夢を見るか? | 最小作用の原理から最適化理論へ | みすず書房
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