前回のエントリー 無限角形は円と同じか?[id:rikunora:20090207] の続きです。 id:ROYGB さんの「全ての実数をコーシー列で定義できるのか」というコメントがヒントになって、何やら考えてみました。 「ゲド戦記」という傑作ファンタジーがあります。 魔法使いのお話なのですが、その中に「真の名」という、とてもおもしろい設定が登場します。 あらゆるものには「真の名」があって、その名を知れば、 そのものを魔法の力で意のままに扱うことができる、という設定です。 「真の名」は、そのものの本性を表す。 本性を知れば、そのものが自由に扱える、というわけなのです。 この「真の名」を、数の世界にあてはめてみたらどうなるか。 そう思って、あらゆる数を「有名な数」と「無名の数」に分けることを考えてみました。 数の世界での「真の名」とは、その数を具体的に無限小数の形で印字できることなのだとしま