「もはや事件に会議室とか、現場とかないんだ!」 「踊る大捜査線」で、「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」というとき、それはプロフェッショナルな宣言である。そしてここには会議室(エリート)/現場(プロフェッショナル)の対立がある。 これは、「限界の思考」ISBN:490246506X、宮台と北田の対立に繋がる。宮台のエリート主義に対して、北田は、「もはや事件に会議室とか、現場とかないんだ!」というである。 宮台 言説の真の影響力とはそんなもので、ピンポイントからピンポイントにおよぶものにすぎません。・・・僕の活動はピンポイントの影響を目指すもので、多段的広がりを目指さない。・・・簡単にいえばエリート主義です。人びとに反省を広げるといったミクロ主義なやり方では、どうにもならない。・・・マクロなアーキテクチャーをつくる影響力のある少数の人々に、ピンポイントで語りかける。
![「もはや事件に会議室も、現場もないんだ!」 <なぜ「ヘタレ化するポストモダン」なのか? その7> - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7018a0790e8e1fca0756f1c08c0629033964e9cf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2Fpikarrr%2F2005-11-15.jpg)